三江線〜広島県作木村〜島根県大和村

雨上がりの土曜日の夕方は綺麗な青空が広がっていた。
5月に入って三次は3度目の訪問となるが、なかなか天候に恵まれず納得の行く撮影が出来ていない。
天気予報通りだと翌朝は絶好の撮影日和と信じて期待して高谷山へ向かった。
2時過ぎに家を出発。
道中は霧もあり期待したが、三次に入った途端、霧が無い。
外に出ると妙に暖かく、上空は出ているはずの月や星が見えないことから霧が上昇している。
このパターンはまさに最悪である。
高谷山に着いたのは3時過ぎ。
シーズンオフには珍しく駐車場に3台車が止まっていた。
展望台には誰もいないが、霧で街の灯かりすら見えないので無理も無い。
霧は上がっても下がることは無いので、高谷山に留まることなく下山した。
霧は無くても良いのでせめて澄み切った青空の下で朝を迎えたい。


※5月7日、高谷山にて雲の多い朝。



霧が晴れれば青空が広がるのが三次のセオリーなので、
このまま三江線撮影のため車を北へ走らせる。
霧が出ているのなら標高の高い山へ上がれば雲海が見れると田之原展望台へ行ってみた。
山頂の途中にも展望台があり、前回はそこで三江線を狙ったが、山頂へ行くのは初めてだったので現地調査を兼ねて行ってみたいと思っていた。
山頂までは車で行くことが出来て、道のそんなに狭くないので気軽に行くことが出来た。
ただ視野は狭いので構図は限られる。
雲海は見れたがまさかの曇空にショックを隠せず、ここでもまた留まることなく下山した。


※特に何もない普通の雲海。天気が良ければ三瓶山が見える。



そうこうしているうちに始発の422Dがやってくるので作木まで戻る。
当初、粕淵まで行くつもりだったが曇空で行く気力が無かった。
せっかく霧が出ていたので、作木口駅附近の定番スポットで6時台の422Dを狙う。
霧が晴れて日差しが当たればと思い、そのまま居座り同じく6時台の421Dを狙った。
結果的には変わり映えしない絵になったが、三江線らしさが出てくれればと思う。
そのまま三次へ向かい追っかけてみたが、これという場所が見つからずそのまま帰宅。
三良坂を抜けた辺りで気持ちの良い青空と眩しい新緑が出迎えてくれたが、
この光景を三次で見たかった。


※作木口駅附近の上流と下流、どちらも雰囲気があって良いが今回も下流側から。



写真館 二千年一夜