呉線(安芸幸崎ー忠海)〜広島県竹原市

昨夜の西大寺会陽冬花火が中止となり気分的に沈んでいた日曜日。
天気が良いのでどこか撮りに行きたいと思いついたのが呉線。
冬限定である夕日と呉線が一緒に撮れる場所の現地調査をしたいと思っていたので、
気分転換に行ってみることにした。





16時00分、忠海は今まで何度も通ったことはあるが足を止めたのは初めてかもしれない。
夕日ポイントの前に瀬戸の多島美が見渡せる黒滝山の登山口へ行ってみた。
呉線撮影の有名な場所だが、さすが人気スポットだけあって素晴らしい景色が広がっていた。
駐車場は5台ほどしか止められない狭い駐車場で、行楽日和は間違いなく満車で止められない。
今日は日曜日の夕方に近い時間だが、それでも1台辛うじて空いていた。
ここから歩いて30分くらいで山頂に着くらしいが、登山口にも展望台があり、
ここからでも十分、呉線は狙うことが出来る。
今日は本当に天気が良くて四国の山も綺麗に見える素晴らしい条件。
空が青ければ海も青く、欲を言えば山の色合いが時期的に寂しく、
春の新緑、秋の紅葉に訪れても良いかもしれないが、四国の山が見えるほど澄み切った空は冬ならでは。

時間帯としてはやはりサイド光の午後、15時くらいから狙っても良かったが山に影が出来て立体感が生まれるので16時台も面白い。
主役はあくまで呉線だが、青い海と青い空、そして多々羅大橋の白い橋脚が無ければ成立しない。
エキストラに貨物船があれば文句は無いのだが、都合よく貨物船は来てくれれば良いのだが。
上り下りを合わせると20分に1本の割合で電車が走るので、
シャッターチャンスはたくさんあり、早速1カット撮影。
便数が少ないと構図に悩まされれるが、便数が多いと構図も変えて撮影出来るのが嬉しい。
たまたまフェリーが大三島に向かっていたので、少しフォーカスして構図を練る。
PLフィルターを付けたいところだが、シャッタースピードも落ちるし時間帯からしてサイド光の装着は好きでないので止めた。
回りは梅が少し咲いていたが、桜の木もたくさん植えているので、いつか狙ってみよう。


※標準サイズ


※ズームサイズ


※縦構図


※ワイドサイズ

17時頃に山を下山して海岸沿いに出てきた。
ほぼ同じ構図だが、狙う位置が高いか低いかの違い。
ここで狙うくらいなら黒滝山の登山口から狙った方が良さそうだ。
ちなみに安芸幸崎から忠海まで電車の所要時間は6分で、
撮影地は忠海よりなので安芸幸崎発だと電車がやってくるまで5分はかかる。
なかなか来ないので、もしかして遅れているのか!?と思って油断していると逃してしまうので要注意。





安芸幸崎駅に向かってひと山超えた沿岸部が夕日と一緒に撮れるスポット。
既に太陽は山に隠れようとしていたので、時期的にもう遅かった。
道路沿い、橋上からも狙えないこともないが、大三島からの高圧線が夕日にかかるので、
砂浜から狙うと高圧線は目立たない。
ただ砂浜までの道のりは車では無理なので、国道の広い路肩に止めて20分ほど徒歩で向かう必要がある。
ゲートボール場を通れば近道なのだが、何故か立ち入り禁止の看板が立っている。
砂浜を入れて広めの構図なら橋上から、
夕日をアップに狙うなら砂浜から、といったところだろうか。


※橋上からだと夕日が高圧線にかかる


※橋上よりパノラマ画像

今日は天気の良い1日だったが、太陽が沈む方向は雲が広がり綺麗な夕日は見れなかった。
2月も終盤、冬らしい空もそろそろ見納めということかな。



写真館 二千年一夜