布部愛宕祭〜島根県広瀬町

この日は大垣遠征を予定していたが、
台風の影響で延期となり予定が白紙となった。
安芸高田の土師ダムも考えていたが、宮島、竹原、三次など豪雨災害による中止、延期で多くの人が集中すると予想して断念。
9月以降の遠征を考えて今週も交通費がかからない吉備高原や浅口を考えていたが、
灰示花火さんに教えてもらった布部へ行くことにした。
16時頃に家を出発して現地に着いたのは18時30分頃。
加納美術館付近が会場ということは知っていたが、案内板が無く通り過ぎてしまい、
グラウンドに盆踊りの櫓が見えたのでそこが会場だったと気付きUターンした。





お祭りの会場である旧布部中学校のグラウンドには数件の露店と盆踊りの櫓が準備されているが、
夕方になっても人は少なく本当に今日はお祭りがあるのか?と不安になってきた。
事前にネットで調査しても開催日時、時間、場所は辛うじて見つけたが、
それ以外の情報は一切見つけることが出来ず、安来市のHPにも一切記載されていない。
グラウンドの外の田んぼに花火がセットされていたので、
花火は予定通り上がるとわかって安堵した。
国道から狙うには距離が近いのでどこか他に無いか筒場を一周してみたが、
これという場所は無く、良さそうな所は立ち入り禁止になっていたので、
結局、国道沿いの歩道から狙うことにした。
約150mにわたって筒がセットされており、
花火大会でも無ければ知名度がある訳でも無いのに、
このような演出が出来るのも担当煙火店である灰示花火ならではだろう。



グラウンドから要害山に向けてイルミネーションが点灯されて、
小さな集落で行われる小さなお祭りの雰囲気が良い。
体育館では灯籠が展示されており、廊下にはいくつか点灯して飾られていた。
人もいないので混雑は無く、耳を澄ませば秋の虫の声が聞こえてくる。
20時00分、花火が打ち上がる。
単発、小型煙火、そして最後は150mワイドスターマイン。
係員のおじさんに15分くらいは上がると教えてもらったが、
まさかの5分強で終了。
それでも上がる玉や演出のせいか15分くらいの見応えはあったような気がする。
花火が上がる前は殆どいなかったグラウンドに次から次へと人が集まっていた。
何故か仮装して盆踊りをするお祭りで仮装している人も続々とやってきて、
花火の音が聴こえたから会場へ行こうという地元の人にとっては合図代わりなのかもしれない。



写真館 二千年一夜