庚申山 広徳寺〜滋賀県水口町

例年夏に行われる桑名水郷花火大会が台風で中止となったが何と11月の3連休に開催が決まり、
こんなことでもなければ行く機会は無いと当初予定していた計画を変更して桑名遠征の計画を立てた。
7時頃に家を出発。
予定通りに走れば12時前には滋賀県内に入る予定だったが、
どうも連休になると大津IC付近を先頭に高槻JCTまで渋滞となり、
迂回の京滋バイパスですら事故渋滞。
結局、枚方東ICで降りて国道307号線を走り最初の目的地である水口町を目指した。
タヌキの置物で有名な信楽町で昼食をとり、
水口町に着いた時は13時を既に回って初日から疲れた。

水口町にある紅葉の名所である広徳寺は国道307号線を走っていると案内板があり、
狭い山道をしばらく走って14時頃に到着した。
駐車場には車が一台と殆ど人がいる気配は無く、本当に紅葉の名所なのか半信半疑の中、境内へ向かう。
確かに境内は紅葉している場所もあるが、
障害物が多く天気も悪かったことからどう頑張っても撮影ポイントが見つからず断念した。





大池寺〜滋賀県水口町

国道307号線と国道1号線が交わる甲賀市の中心部に大池寺があり15時頃に到着。
先ほどの広徳寺と違って観光客が多く、この時間帯でも賑わっていた。
大池寺の周辺は立派な庭園が広がっているが時間の関係でのんびり観覧する時間も無く、
書院東側の小堀遠州の作といわれている蓬莱庭園を早速撮影。
紅葉の色付きは見頃だったが残念ながら日差しが無く薄暗い中だったのでシャッタースピードが出ず、
また三脚も使用禁止なので思い通りの撮影は出来なかった。
サツキの咲く春が美しいらしいので機会があれば訪れてみたい。
リーフレットを見るとやはり午前の方が日差しが当たって良さそうなので、
今回は現地調査を兼ねての撮影となった。



聖宝寺(ライトアップ)〜三重県藤原町

甲賀から一気にいなべ市に移動すべく国道421号線を東へ向かう。
道中、永源寺のライトアップも気になるところだが、観光化された人気スポットなので夕方でも多くの人で賑わっていた。
17時00分頃に聖宝寺の駐車場に到着。
ライトアップされるということで夕方でも駐車場には割と車が止まっていた。
そこから境内まで250段の階段を昇らなければならないので空に青みが残っている間に急いで境内へと向かった。
聖宝寺の境内には逆さ紅葉が見れる鏡池や弁天堂が祀られている浄土池があり、
池に映し出される紅葉は確かに綺麗ではあるが、肝心の紅葉が色付いておらず緑が目立っていた。
それでも池の周辺はカメラマンや観光客は多く、三脚使用可なのでとりあえず撮影はしてみたものの、
思ったほどの感動は無く、そうなると撮影していても面白くない。
せっかく来たので何とか色付いたところを探してみたが何とも中途半端な結果となった。



聖宝寺ので撮影が思いのほか早く終わってしまったので、
当初の予定通り明日のために桑名の場所取りを済ませておくことにした。
現地に着いたのは19時30分頃。
灯かり1つない土手だが月灯りでライトが無くても周りの状況は見えるが、
筒場方面はさすがに見えないので、ここ辺りが正面だと事前調査と勘を頼りに場所を確保。
長野えびす講で殆どの花火愛好家が長野に行っているからなのかどうかはわからないが、
堤防上は2、3ヶ所くらい場所取りをしている程度で、
そうなると翌朝、撤去されるのでは?と不安になってきた。

場所取りを済ませて岐阜羽島の宿まで戻る。
今回はふっこう周遊割の恩恵を受けて二泊とも岐阜羽島を確保しておいた。
桑名からだと1時間30分くらいかかるが1人一泊4000円を負担してくれるのはかなりありがたい。



写真館 二千年一夜