善水寺〜滋賀県甲西町

桑名遠征最終日、今朝も青空が広がりとても気持ちの良い朝を迎えた。
朝の支度を済ませて岐阜羽島を出発したのは8時30分頃。
最終日は帰りのことを考えて滋賀県にある湖南三山と呼ばれる寺院の紅葉名所を訪れることにした。
まずは善水寺を目指すべく竜王ICを降りるとブラックフライデーの影響なのか、
朝早くから三井アウトレットの客で道路は渋滞が発生していた。
幸い方向は逆なので渋滞を抜けて善水寺に着いたのは10時30分頃。
駐車場はそこそこ車が止まっていたものの思ったほどの混雑は無く、
紅葉が綺麗に色付いてまさに今が見頃。
日差しが当たると特に美しく赤が余計に綺麗に見えた。
特に広い境内ではないが、小さいながらも枯山水と百伝池の二か所庭園があり見応えがある。
ただいざ撮影しようかと思っても狭い境内だけに人がなかなか途切れず、
しかも団体客も次から次へやって来るのでかなり時間を消費してしまった。







常楽寺〜滋賀県石部町

善水寺で時間をかなり費やしたせいで長寿寺に着いたのは12時頃。
さほど移動はしていないのにさっきまでの青空はどこへ!?というくらい日差しは無くなり曇り空が広がっていた。
見頃は少し過ぎていたが紅葉やツツジが赤く色付いてピーク時は境内全体が赤く染まり見応えがある。
本堂や三重塔などいろんな角度から紅葉を絡めて構図を練ってみたが、
やはり見頃が過ぎているので日差しが無いので撮影意欲が沸かず、
おまけに三脚の持ち込み禁止とかなりカメラマンにアウェな場所なので、
手持ちで撮影するには日差しのある明るい条件でなければ撮影は出来そうにない。
せっかく拝観料を払って見に来ているので何か形を残したいと、
日差しを待ちながら境内をウロウロ散策して数カ所撮影してみたが、
結局、最後まで思い通りの撮影が出来なかった。

撮影をしていると善水寺で見かけた団体客がやってきた。
どうやら湖南三山というだけあってツアーコースに入っているようで、
本堂で住職のお話を聞いて廻る内容になっているらしい。







長寿寺〜滋賀県石部町

湖南三山の最後は常楽寺から近くにある長寿寺。
駐車場にブースが出ており観光客も多く湖南三山で一番賑わっているように見えた。
13時20分、時折日差しも見えるが青空は完全に無くなって霞みかかったような中途半端な空になっている。
山門の周辺は見事な紅葉でリーフレット通り紅葉のトンネルが美しい。
境内は三脚の規制が無いものの人が途切れる気配が無いので、
撮影するなら朝一開門前の9時が良い。
ただ境内を散策してみたが一番の見応えはやはり山門の前で、
これなら無理には拝観料を払って中で撮影することも無いと思ってしまった。
時間を掛ければ良い場所もあったかもしれないが、
結構な人混みと旅の疲労などで集中力が切れてしまった。
最後は人がいなくなる一瞬のタイミングを見計らって山門付近を撮影。
ここもまた朝一で撮影してみたい。



長寿寺で撮影が終わったのは14時30分頃。
12時くらいには湖南三山を巡り終えるつもりだったが、
出発が遅くなったせいで各所混雑が始まり撮影が長引いてしまった。
天気は二日目から3日目の午前中にかけて恵まれたが、
思い通りの紅葉撮影が出来なかったことが悔やまれる。
ただ本命である桑名の花火が最高の条件で見れたことは今回の良い旅の思い出になった。



写真館 二千年一夜