瑞穂雪花火まつり〜島根県瑞穂町

今までいろんなスキー場へ訪れているが、
今回、瑞穂ハイランドで花火が上がる情報を得て初めての訪問となった。
高速道路だと楽で行ける瑞穂町も下道で行くとなると厄介なもので、
今回は神谷の棚田に寄ってみたかったので羽須美経由を選んだ。
心配していた道路は所々雪が残っていたが、
先日の気温の高さで雪は随分溶けていた。



瑞穂地区に着いた時は雪も降り出し積雪も増えてきた。
瑞穂ハイランドへは県道50号線を走れば早いが、
実際に走ってみると狭い道の峠越えで圧雪道が続き、何とか無事に抜けることが出来た。
大型車は一体どの道を走っているのだろうか。
インターチェンジ付近は他のスキー場と違って民宿やスキーレンタル屋が多く独特の雰囲気に、
どこか遠い他県に来たようで驚いた。
これだけスキー客相手に店があるのも高速道路を降りて近いことから人気が高いのだろうか。
確かに県外ナンバーの車もよく見かけた。





16時30分頃に瑞穂ハイランドに到着。
しかしどこか何かが違う。
花火が上がるのはバレーサイドだが、どうやらもう1つあるハイランドサイドへ来てしまったようだ。
バレーサイドへ行くには苦労して上がってきた坂道を下山しなければならないが、
どこでどう道を間違ったのだろうか。
来た道を戻ってみると、先ほどまでなかった分岐点のところにいつの間にかナイターコースの案内板が立ってあった。
右折したらハイランドサイドで直進はバレーサイドと、
何故にそのように案内板が立ってないのかあまりにも不親切である。
しばらく道なりを走っていると車が動かなくなってしまった。
もしかして駐車場が満車とか!?
しかし下山する車もいないのでまだ開いていないのだろうか。
後からパトカーと救急車が通り過ぎていったので、どうやらこの先で事故が起きたようで、
再び車が動き出したのは1時間30分後だった。
先に進むにつれて狭く急な坂道に車が動かなかったのもわかる気がした。
冬用タイヤで登れるのか不安になるような道のりだったが、
何とか駐車場に着いた時にはすっかり辺りも暗くなる18時30分頃だった。
しかし駐車場と言っても広い平地を想像していたが、先に進めどそれらしき場所は無く、
圧雪した急坂に限界を感じてUターンして坂道の駐車場に辛うじて止めることが出来た。
満車とわかっていればゲート付近の平地の駐車場に止めていたのに、
駐車料金を払った割には誘導する人もおらず後続車は車を止めるのに苦労したに違いない。





すっかり暗くなってもゲレンデはナイタースキーをやっているので明るく花火の打上場所を確認して、
ゲレンデ内をウロウロして時間を過ごす。
どこで撮ろうかと探していたが、思いのほか行動出来る範囲が狭いので場所は限られる。
心配していた雪は降ったり止んだりの繰り返しで、時には星が見えるくらい回復したかと思いきや、
辺りが真っ白になるくらい雪が降ったり、こうなると撮影はお手上げとなるので、
何とか花火が上がる時に降雪は落ち着いて欲しい。
先ほどの事故渋滞で消防の到着が遅れたことから花火の打ち上げが予定時刻より遅れるアナウンスが流れた。



20時20分、花火が打ち上がるが雪は止むどころか激しく降り注ぎ、
一応機材はセットしたものの、ゲレンデを照らす照明が雪に反射して急遽撮影場所を移動。
何とか態勢を整えて数カット撮影したところで打ち上げ終了。
ここまで苦労して来た割には僅か数分の花火とあまりにも割に合わない。
去年のカウントダウン花火の動画を見て、あまり見慣れない演出をしていたので、
どこの花火業者か気になったが、問い合わせるメールも無ければ総合案内の電話もHPに記載無しで、
現地の係員に聞いても曖昧な答えしか返って来なかった。

花火終了後に抽選会が行われ、ナイタースキーも続いているので
帰りは混雑することは無く下山。
来た時は積もっていなかった道はすっかり雪で覆われ、
元々圧雪されていた道はより雪深くなっており、
そんな夜道をひたすら走るのは初めてで、雪道を走り慣れていないだけに良い経験となった。



写真館 二千年一夜