瀬戸田夏まつり花火大会〜広島県瀬戸田町

1週間前に祖母の米寿の祝いで瀬戸田に行った時の猛暑が嘘かのように、
今日は秋の気配を感じるとても涼しい空が広がっていた。
遠方も考えていたが今夏は遠征費で出費が嵩むため近場の瀬戸田を選んだ。
しまなみ海道を走っている道中、秋の空は心も綺麗にしてくれるような気がしてとても気持ち良かった。
秋といってもまだ8月半ばだが(笑)





途中、寄りたかったウオヒロで夕食を買い会場であるサンセットビーチに着いたのは17時頃。
お目当ての駐車場は既に止めるスペースが無く、
たまには臨時駐車場からシャトルバスで現地入りするのも良いと思っていたが、幸いビーチ内の駐車場へ案内してくれた。
ただし一度入ると雁字搦めとなって花火大会が終わるまで出れない今時そんな止め方をするのも珍しい。
花火が上がるのは20時30分と遅いので正直、早く行ってもすることが無く、
かと言って広大な観覧スペースなのでギリギリに行っても場所は探せばどこかあるので苦労しない。
とりあえず先ほど買った夕食を食べて腹ごしらえ。
その後、三脚を仮置きして会場内を散策して時間を過ごす。
ちょうどステージではオープニングセレモニーが始まっており多くの人が集まっていた。



今日も日差しは厳しいが先週のような猛暑は無く空気も乾燥して風が心地良い。
太陽は徐々に西に傾き綺麗な夕暮れ空が広がっていた。
前回は波打ち際から狙ったので今回は前景に観覧客を入れる構図で練ってみる。
以前撮影した構図でもあり個人的に観覧客のシルエットはあまり好みじゃないので、
前に出るかとどまるか随分悩んだ。
結果的に前に出れば良かったのかもしれないが、
後ろは後ろで撮影はしやすく花火を見るのも適正な距離で悪く無い。


※後方から観覧客をシルエットにする構図と、前に出て水面を大きく入れる構図。



太陽が沈む西の空は綺麗なトワイライトが広がっていた。
19時30分、今まさに花火が上がってくれると最高に美しいのだが、
あと1時間も待たなければならないとは、今の時期ならもっと早く上げて早く帰して欲しい。
しかし今日は暑くも無く風向きも風下から風上に変わり、
涼しい風が背中から通り抜けて待ち時間はさほど苦にはならなかった。
20時30分、花火が打ち上がる。
内容は例年通りで300mナイアガラ、水中花火、15号玉とお馴染みの目玉も揃っている。
今年は40回記念大会ということでプログラムには記載されていないが、
少し花火に予算を足しているとオープニングセレモニーでおっしゃられていたが、
確かに以前より大玉の単発や水中花火が多いように感じた。
風向きにも助けられ今日はいつも以上に花火が綺麗に見えたような気がする。
今回も横着してカメラは1台しか持ってこなかったが、
やはり水中花火、ナイアガラ用に1台、横構図用で持ってきておけばと今回も後悔。
最後は15号玉が上がりナイアガラで幕を降ろすのが恒例で、
カメラが1台余分にあれば単発かスターマインを入れて最後に多重露光でナイアガラを入れれば良いのだが、
1台しか持参しなかったので余裕が無く思うような撮影が出来なかった。
これはまた来年の課題としておこう。



21時00分、花火大会終了。
止めた場所から出れず30分拘束状態。
シャトルバスは長蛇の列となっており、道路が渋滞しているので最終便が何時になるのか途方に暮れそうだ。
いつも時計廻りで帰っているが、生口島北インターチェンジで右折するためどうしても渋滞が発生する。
そこで左折して入れる反時計回りだと渋滞していないと思ったのだが、
まさか生口島南ICが渋滞しているとは思いもせず、結果的に島を出るのに1時間もかかってしまった。



写真館 二千年一夜