さぬき高松まつり花火大会〜香川県高松市

今日は他所へ撮影予定を立てていたが、
担当する花火業者が岸火工品製造所と知って高松へ変更した。
高松に関しては熟知しているので特に調査もすることも無く、
現地には17時に着けば良いだろうと13時30分に家を出発。
下道で児島まで行き瀬戸大橋を渡って坂出に降りて高松を目指す。
ほぼ予定通り17時前に高松に到着。
2年前に撮影した四国フェリーの駐車場は打上1時間前に開放されるので早くから行く必要は無いが、
ちょっと状況を見てみようと前を通ってみると、
何と四国フェリーのターミナルが無くなっている。
どうやら乗り場が新しいターミナルに集約されたようで以前のターミナルは跡形も無く更地となって立ち入り禁止となっていた。
また高松の景色が1つ失われたかと悲しみに浸っている暇も無く、
予定していた撮影場所が無くなり新たに場所を探さなくてはならなくなった。
この一帯は意外と厳しい立ち入り禁止規制が敷かれているので、
うかつに海岸沿いに入る訳にもいかず、何とか飛鳥Uの姿が見える駐輪場の一画を確保。
電線、外灯などを見ると限定5名くらいのスペースだろうか。
先客が1人しかいなくて助かった。

前々回に撮影した立体駐車場から狙うことも考えたが、
この時間だと既に場所は空いていないだろうと諦めていたが念のため覗いてみると、
空いていないどころか鳩避けネットで撮影不可能になっていたことにも衝撃だった。





臨時駐車場になっている競輪場に車を止めて日差しが和らぐ18時になるまで待機。
ラジオからは岡山に大雨警報が発令され、ここまで来る道中も四国南方面に雷が落ちて
上空はかなり荒れているので今日は油断出来ない。
会場までは遠いが撮影場所までは15分と近く、
太陽は雲に隠れて涼しい風が吹いて心地良かった。
この涼しい風が逆に怖く3年前の悪夢を思い出す。
飛鳥Uと花火が撮れる場所が他にも無いかと探してみたが、
これという場所も無く、可愛らしい警察官には歩道での立ち止まっての観覧はNGと言われ、
結局、仮置きしておいた駐輪場しか撮影場所は無かった。

飛鳥Uと花火を撮ろうとやってきたカメラマンも場所が無く、
時間が経つにつれて狭い駐輪場に徐々に増えてきた。
四国フェリーの跡地が今後どうなるかわからないが、
来年からはこの場所もカメラマンで激戦区になれば、
しばらく高松での撮影は足が遠のきそうだ。
心配していた雨も何とか持ちそうで、
飛鳥Uから吐き出す煙は気持ち良いくらいに流れているので煙の停滞の心配も無さそう。



20時を少しまわっところで花火が打ち上がった。
高松をイメージした第5章のプログラムに分かれて約50分、8000発の花火が打ち上がる。
オープニングは藍染をイメージした青い花火が一斉に開花。
ここ数年に比べると派手な演出は無かったが、
打ち上がる花火は素晴らしく扇打ちなど演出も面白く工夫されて、
大きな現場では初めて拝見させてもらう岸火工品製造所の演出が見れて来た甲斐があった。
飛鳥Uと花火が撮れる現場は貴重なので出発前に2台態勢で撮影しようと考えていたが、
つい横着して1台しか持ってこなかったのが悔いが残り、
カメラを縦横向けている時にシャッターチャンスを逃してしまった。
飛鳥Uは打ち上げ前に消灯して何が写ってるかわからなくなるので、
その分、フェリーや港を前景にしようと思ったが、
四国フェリーターミナルが無くなり飛鳥Uがよく見えるようになったのは嬉しくもあり悲しくもあった。



20時50分、花火大会終了。
気付けば立ち止まり禁止の歩道の堤防に多くの観覧客が腰をかけていた。
四国フェリーの跡地がどうなるのか気になるが、
数年前からあまり変わっていないので、もう数年後はこの状態が続くのだろうか。
公園にでもなればまたここへ来よう。
会場から離れているので駐車場の混雑は無く、
国道11号線経由で渋滞も遭うことなく高松を脱出した。



写真館 二千年一夜