ベラビスタ尾道カウントダウン花火〜広島県尾道市

今年も残りあと1日ということで、
大晦日は今年も近場のカウントダウン花火で迎えようと思い、
何カ所かピックアップした中で、今回はベラビスタに決めた。
ベラビスタのカウントダウン花火は近場でありながら存在に気付かず、
以前から行われていたのか去年が初なのかわからない中で、
今年も開催されるのか動向を見ていたが、
12月中旬にHPで公式に発表があった。






ベラビスタは浦崎と常石にあるリゾートホテルで、
名前は知っているがまったく縁の無い施設だが、
小高い山にあるホテルの眼下にはマリーナ施設があり、
かつて海と島の博覧会の会場で1度だけ訪れたことがある思い出の場所。
22時頃に家を出て30分くらいで到着。
浦崎は尾道市内であるが福山市を一度入って松永湾沿いに走っていかなければならない、
何故に浦崎が尾道なのか未だ謎の地区である。

ベラビスタのカウントダウン花火は何にも情報が無く、
かと言って主催者へ聞いても部外者がホテルへ行って尋ねても相手にしてもらえそうにないので、
現地へ行って確認するしかない。
現地に着いてみてが暗くて見えず、台船の姿が見えないことからマリーナ施設内で上がると予想したが、
当然のことながら施設内に入れないので予想して構図を決める。
花火が上がるのなら消防とか居ても良さそうだが、
規模が小さければ消防の許可も緩いのか姿が見えない。
カメラマンがいれば情報を貰おうと思ったが、
結局最後までカメラマンは疎か観覧客とも逢うことは無かった。






海岸沿いの道路からマリーナ施設を前景に構図を決める。
日付が変わる24時まで海岸沿いで待っている間、
目の前に広がるのは瀬戸内海は波の音はしない穏やかな海。
百島の漁港の灯かりや向島の街に灯かり、
上を見上げれば無数の星が広がり、
地球上の灯かりと宇宙の星の灯かりはどことなく繋がっているのではないかといつも思ってしまう。
23時30分になるといろんなところから除夜の鐘が鳴り始めた。
寺によって鐘の音が違うのか低い音から高い音までいろんな音色が聴こえてきて面白い。
近年では近所迷惑で除夜の鐘を自粛する所もあるらしいが、
そんな街になるほど日本は窮屈になってしまったのだろうか。

24時00分、マリーナ施設から花火が打ち上がる。
ほぼ予想通りの位置で構図的に申し分ない。
約1分弱だが花火玉は意外と良質な物を選んで打ち上げているように見えた。
単発入りのスターマインであっという間に終わってしまったが、
2020年を気持ちよく迎えることが出来た。
ベラビスタではカウントダウン花火以外にも、
カウントダウンライブ、カジノゲーム、年越しそばが振る舞われ、
日付が変わると鏡開きが行われており、
宿泊客にとってはまさに特別な1日になったに違いない。
家に帰る道中、普段は人影も無い鬱蒼とした神社も、
今日は灯りが灯って多くの人が訪れていた。






写真館 二千年一夜