佐波川の鯉流し〜山口県防府市

佐賀から家に帰るのならせっかく天気も良いことだし、
寄ってみたいところを回って見ようといくつか候補地の中から厳選して、
まず佐波川の鯉流しを見に行ってみることにした。
GW後半に差し掛かる5月3日、ある程度覚悟はしていたが、
10時に出発して普段なら2時間あれば九州を抜けられるが、
渋滞で4時間かかってしまい、寄るSAやPAはどこも満車状態でGWの洗礼を受けた。



九州を抜けると渋滞も落ち着いて防府西ICを降りて佐波川沿いの県道24号線を北上。
会場になっている小野小学校を目指す。
SAPAに寄れず昼食がまだだったので、
高速を降りて小野小学校までの間にどこか飲食店かコンビニがあるだろうと思ったが、
何ひとつ無くてそのまま小野小学校を過ぎて、
北上しているうちに徳地まで来てしまいスーパーを見つけて遅い昼食を済ませた。
再び小野小学校に戻って来たのは15時40分頃。
佐波川沿いの土手が駐車場になっているが、
意外と車が止まっていたので注目度の高いイベントだったことがわかる。
確かに川に鯉のぼりがたくさん架かっているのは珍しくないが、
川の中に流している光景は珍しいので一目見ようと多くの人が毎年やってくるらしい。





橋の上から川を見下ろす感じで数カット撮影。
撮影するタイミングとしては午前よりも午後の方が背景の空に雲がかかって絵になりやすい。
多くのカメラマンが三脚を立てらして何かを待っているので、
何待ちかと尋ねてみると、風が収まるのを待っているのだとか。
風が止むと川の鮮明度が上がり、空が川に映り込むらしい。
それだと午後より午前の方がシャッターチャンスはあるかもしれないが、
どちらにしても誰が撮っても同じような写真になってしまうので、
そうなると時間帯で変化を付けて仕上げると面白いかもしれない。


岩国くすのき花火フェスティバル〜山口県岩国市

予定では17時までに着く予定だったが、
九州の渋滞と昼食難民で既に16時を回っていた。
くすのきフェスは何度か撮影しており撮影する場所も決めているため現地調査はする必要が無いのだが、
駐車場が無いと厄介なので早めに着いておきたかった。
どうしてもという時は高速道路を使えば良いのだが、
駄目なら駄目で下道で岩国へ向かった。
ちなみに小野小学校へは防府西ICで降りたが、
徳地ICで降りた方が近く無駄に昼食を探す必要も無かったことを後になってわかった。

山口県内の国道2号線は空いているので順調に進んでいたのだが、
徳山中心部で渋滞にはまり時間がかかった。
徳山を抜けると再び車は順調に走り欽明道路に入れば岩国は目と鼻の先。
後はナビ通りに臨時駐車場になっている川下小学校を目指す。
18時過ぎに岩国市内に入り川下小学校に到着したが、
この時間でもグラウンドに余裕はあったのは、臨時駐車場の案内板が無かったので、
地元の人以外は駐車場の存在に気付かず、
また場所もわかりずらいこともありお蔭で助かった。



西日に当たる楠群はいつ見ても綺麗でその近くの広場で行われているイベントは盛り上がっていた。
GW期間中といこともあってか、地元の学生たちを多く見かけて学園祭のような雰囲気に似ていた。
撮影場所はいつもの川土手に三脚を置いて後はのんびり暮れなずむ西の空を眺めながらのんびり旅の疲れを癒した。
19時30分、まだ西の空がトワイライトに染まる中、花火が打ち上がる。
青みかかった空にキラキラ落ちる点滅牡丹が空に散らばる宝石のようでとても綺麗だった。
風も無く川に花火が映り込み、でも上空は若干の風が煙を流して花火を見るには最高の条件だった。
5つのプログラムに分かれており、メッセージ花火なども披露。
最後は小型煙火やパイロ系花火でワイドに演出して約40分、それなりに見応えのある内容であった。



20時10分、花火終了後、明日も仕事は休みなのでとくに急ぐことも無くのんびり川下小学校まで戻る。
高速に乗る前に夕食を済ませておきたかったが、
飲食店が無いまま岩国ICに乗ってしまい、宮島SAは21時を過ぎても相変わらず大混雑で奥谷PAで何とか夕食にありつけた。




写真館 二千年一夜