向島大橋〜広島県向島町

塩手池の花火撮影から帰って来たのは日付が変わって2時頃。
シャワー浴びたりネットで調べ事しているうちに4時になったので、
このまま寝るには勿体無い。
天気も良さそうなので近場でどこか撮影出来る所は無いか・・・ということで向島大橋へ行ってみた。
本当は大三島へ行ってみたかったが、平日ということでETC割が安く無いので断念した。
家を出ると既に東の空が明るくなる4時30分頃に出発。
車で15分くらいで到着。
東の空は雲一つない空で逆に面白味が無い。
綺麗なウロコ雲が赤く染まれば絵になるのだが、
何にもない殺風景な景色に期待外れ。
橋の撮影はやはり朝より夕方の方が絵になる。
岩子島から1カット、向縞から1カット撮って終了。
以前から気になる場所ではあったのでこれで心残りが無くなった。







せっかくなので高見山の展望台から朝焼けの瀬戸内海を期待したが、
風が強くてやはり殺風景。
高見山からの景色は海が広く多島美というような瀬戸内海らしさが無い。
ただ視野が広いので朝から夕方にかけていろんな景色が楽しめる。
誰もいないと思ったが先客のカメラマンが来ていて驚いた。
早く帰って寝たい。




しまなみ海道、大三島編〜愛媛県上浦町

夏休み4日目は伯方島を予定しており、
せっかく伯方島へ行くなら大三島に寄ってしまなみ海道の橋を撮影することにした。
台風が迫っているので天気が目まぐるしく変わり、朝は日差しがあるものの厚い雲に覆われていた。
14時過ぎに家を出発して雲が掃けなければこのまま伯方島へ行くつもりだったが、
綺麗な青空が広がっていたので大三島で降りた。
15時00分、まず最初に多々羅大橋を撮影。
撮影ポイントはいくつかあるが、太陽の位置からして順光になるようにスポーツ公園運動場から狙う。
上空は綺麗な青空が広がっているが風が強くて海が思ったほどの青さが出ていない。
目の前にキャンプ場があるが大潮の干潮時だったこともあり閑散としていた。



国道317号線を南下して大三島大橋を目指すが、
その途中でも気になる多々羅大橋の撮影ポイントがあり、
ただ時間の関係上、車を止めて確認するときりが無いので、
そういう時に自転車は便利だと思う。
以前にも訪れているが瀬戸港から望む多々羅大橋も個人的に好きな場所である。



瀬戸港から市道を走って鼻栗瀬戸が望める大三島大橋の撮影ポイントへ向かう。
15時30分、展望台は木々が成長して視界が悪かったが、
その途中に橋と海が見える場所があった。
ただ時間的に半逆光で橋が陰っているのが気になるが、
マイナス補正で敢えて暗くすることで面白い絵になるかもしれない。
これで船でも通れば良いのだが、世の中そう簡単に思い通りにはいかない。
海岸に降りれる道から大三島を見上げて撮影出来る場所に行ってみたが、
いつの間にか雲がかかっていたので現地調査のみ。



16時30分、狭い海岸線を走って県道51号線に出る。
伯方大島大橋が少しだけ見えたので、
県道まで行けば全貌が見えそうだったので野々江地区に向かって走らせていると全貌が見えた。
距離はあるがなかなか景色が良くて早速撮影。
伯方大島大橋は伯方島から撮影するには難しくて、
どこか良い場所が無いかと探していたが、大三島で撮影出来るとは思わなかった。
よく見ると伯方島で上がる花火の台船が既に停泊していた。



このまま大三島は1周せずに来た道を戻る。
大三島大橋の海岸線ポイントに青空が広がっていたので撮影。
少し潮が満ちて強い日差しがあれば綺麗な海と一緒に撮れるかもしれない。
タイミングよく船が橋下を通過しようとしていたので急いでシャッターを切った。



同じ道を走っていても気付く時もあれば気付かない景色もあるもので、
行く時は気付かなかったが、古城島が目に入り寄ってみた。
小さな漁港町の堤防を歩いていると、
海の上を歩いているようでこれも瀬戸内海ではありがちな場所だが逆に新鮮である。
太陽の位置からしてこの角度は反逆光となるが、橋脚は日差しが当たっていた。
時間は既に17時を回っており急いで伯方島へ向かった。







はかた夏まつり〜愛媛県伯方町

17時までに伯方島入りする予定が、
思いのほか大三島が楽しすぎて時間が押してしまった。
伯方インター降りて会場が近いのは嬉しいが、
その分、既に会場周辺の駐車場は満車となっていた。
止めようと思えばどこでも止めらるのが島の良いところで、
展望所や広い路肩など駐車場に止めらなかった車が至る所に駐車していた。
遠く離れた場所にも駐車場がありシャトルバスで会場まで運んでくれるので、
特に駐車スペースの心配はしておらず、
伯方島に来たからには船折瀬戸に立ち寄らずに入られない。
17時20分、大潮の時期なのでどのくらい激流しているか楽しみにしていたが、
激流時刻と日にちが微妙にずれていてちょっと潮の流れが弱かった。
大きな貨物船でも来れば良いのだが、
そうタイミングよく来る訳が無いので軽く撮影して終了。
急いで車を止める場所を探した。



実は去年、久しぶりに伯方島の花火を見たくて計画を立てていたのだが、
西日本豪雨で中止となったので今年はどうしても押さえておきたい場所の1つだった。
撮影場所は以前撮影した少し小高い場所で再び狙う。
既に場所を押さえられていたら諦めて下で撮ろうと思っていたが、
サイクリストが1人いただけで場所は空いていて良かった。
目の前に草木が生い茂って撮影出来る範囲は頑張っても3組くらい。
夜になると灯るであろう外灯が鬱陶しくなるが、
撮影するには最高の場所である。



初めて訪れた時に撮影したビーチの端も考えていたが、
何年か前に出来たドルフィンスポットになって入れなくなっていた。
よくよく見ると入園料500円払えば入れるようで、
園内もキャンプの利用客くらいでのんびりしている。
混雑が嫌なら500円払って園内から見るのも悪く無い。
海水浴場に観覧客が集中しているが、砂浜は疎らで撮影する余裕はあったが、
あまりにも近すぎて撮影にならない、まさに被りつき席。
軽く散策してみたが、日程とアクセスの良さから年々人が増えていっているようで、
ドルフィンスポットで観覧席が狭まった分、海水浴場が混雑している。
特に拘りが無ければ見ようと思えばどこからでも見えるので、そこが海水浴場の良い所である。



少し時間があるので散歩がてら伯方大島大橋まで歩いて行ってみる。
歩行者は無料で渡れるので、地元の人は瀬戸内海を見ながら散歩出来るのだから最高の散歩コースである。
会場から見ると近いように感じた台船も橋の上から見ると意外と距離があるように見える。
実際にどのくらい離れているのかわからないが、
以前、会場の端から撮影した時でも28mmで10号玉が収まらなかった経験があるので、
保管距離ギリギリに停泊しているのかもしれない。
それにしてもここ数日はいつも夕焼けが綺麗だったが、
今日は格別に綺麗に空が染まっており、
世間では死ぬまでに1度は見たい日本の絶景とか本が売られているが、
そのような景色が意外と身近なところにあるのだと目の前に広がる景色を見て思った。



20時になる頃には赤く染まった夕焼けも消えているので、
それではあまりにも勿体無いから前露光で花火打上20分前にシャッターを押す。
個人的にあまりしたくない手法だが、たまには遊びで撮るには良いだろうと試しにやってみる。
そして20時00分、会場から聴こえるカウントダウンで花火は打ち上がった。
オープニングから見事な10号玉が開花。
28mmいっぱいにして綺麗に収まったと思う。
単発がメインの演出で忘れた頃に10号玉が上がるので油断出来ない。
久々にカネコが担当する花火が見れるのも楽しみにしていたが、
やはり伯方島の花火は他所と違って撮影していて面白い。
花火打上中は音楽が流れないのに、
ドラえもんの曲に載せてドラえもん花火が上がる謎のコーナーは未だに健在で、
唯一違っていたのはドラえもんの曲が新しくなっていた。
ドラえもんが正面に開花すると会場から歓声が沸いていた。
6000発というのは大袈裟のように感じるが、
一斉打ちなどもあり見応えはあり、最後の冠菊は凄い歓声と拍手が鳴り響いた。


※花火打上20分前に前露光した光景

花火終了後、月灯りに照らされる船折瀬戸を撮ろうと行ってみると、
月の位置が悪くて撮影は出来なかった。
仕方ないので帰ろうとインターチェンジに向かうと既に渋滞でまったく動かず、
目の前にインターチェンジがあるのに何故に渋滞するのか不思議で仕方ないが、
しまなみ海道に入れば1時間もせずに帰れるので我慢して渋滞の解消を待った。




写真館 二千年一夜