半夏まつり〜島根県赤来町

今年も夏の花火シーズンは赤名の半夏まつりから始まる。
去年は豪雨災害で行けず、今年も大雨の予報だったので無理かなと思ったが、
予報から一転して青空の広がる良い天気となった。
現地に着いたのは17時30分頃で、
外に出ると驚くくらい寒くて真夏の格好で来たことに後悔した。
家で動画を見てたせいで例年より遅い到着になり駐車場を心配したが、
それでも全然余裕で車を止めることが出来たものの、
道の駅のレストランは既に営業が終わっていた。





時間潰しにいつものように赤名宿の町並みを散策。
少し肌寒い風も歩いていくうちにちょうど良い風が心地良かった。
どこか小高いところから赤名宿と一緒に花火が撮れないものかといつも散策しながら探しているが、
いくつか候補地はあるものの踏ん切りが付かず、結局例年通り同じ場所から狙う。
太陽が傾くにつれて風は冷たくなり、
会場から聴こえてくる神楽の太鼓や笛の音はまさに秋祭りかと思ってしまうような感じだった。
江戸時代以前の狭い旧銀山街道を歩いていると、
時々地元の子供とすれ違うが、
どの子供も挨拶をしてくれて、いつ来てもこの街は都会には無い良さがあって心が癒される。
島根牛直売のスーパーに入ってみると、島根牛が半額になっている。
買って帰ろうかと思ったが、さすがにドライアイスとクーラーボックスが無いと危ないので泣く泣く断念した。






花火打上の20時が近づこうとしているのに空は一向に暗くなろうとしない。
過去何度か訪れているが、これだけ空が明るいのは初めてで、
むしろこの時間でこれだけ空が明るいことに驚かされた。
20時00分、花火が打ち上がる。
この地方では珍しい8号玉が開花すると多くの人から歓声が上がり、
約1000発と決して派手な演出は無いが、
40分かけて打ち上がるゆっくりした展開は赤名宿らしさがあって良い。
風も吹いて煙は良い感じで掃けてまさに今の時期にしては珍しく最高の条件での花火撮影となった。






写真館 二千年一夜