はなぐり岩の夕日〜山口県下松市

2019年になり特に撮影活動をしておらず、
少し体が訛っているのでリハビリがてら撮影をしたいと天気予報を観察していた。
3日は瀬戸内海や太平洋沖でダルマ夕日、
4日は芸北で霧氷など最高に良い条件が整っていたが都合が合わず見送ってしまったのは痛恨の打撃だった。
5日は午後から晴れの予報なので以前から撮影してみたいと思っていた笠戸島へ行ってみることにした。
11時頃に出発した頃は空に雲が広がり、本当に晴れるのか心配になってきた。
交通費節約のため交通量の多い志和ICから岩国ICまで高速移動。
途中、昼食を取り笠戸島に着いたのは15時頃と思ったよりも早く着いた。



島内に入って県道174号線を走って間もなく右手に駐車場があり、
はなぐり岩の展望所となっていた。
この時間から既に多くのカメラマンがいるかと思ったが、
車は1台だけ止まっており、その車も磯釣りの人だったのでカメラマンは誰もいなかった。
太陽はまだ高い位置にありどこに沈むかわからないので、
とりあえず仮に三脚を置いて後は様子見。
何故か古島方面にフェリーが停泊しており撮影に支障が出るかどうか。



少し時間があるので近くにある海水浴場で散策したり、
笠戸島ハイツでお土産を物色しながら時間を過ごし、
再び展望所へ戻ったのは16時頃。
この時点で太陽が沈む方角は靄がかかり、
期待していた夕焼けは絶望的だった。
実はこの日の午前中、PM2.5がかなり多かったようで、
そうとわかっていれば撮影は中止していたのに、
事前に確認しなかったのは大きな痛手となった。
せっかくなのでせめて太陽がどの位置に沈むかだけでも把握して、
次の撮影に活かせればと思う。
16時30分頃になると徐々にカメラマンがやって来て展望所の駐車場はあっという間に満車となった。

夕日は予定より早く17時過ぎに姿が見えなくなり撮影は1カットだけで終了。
運が良ければダルマ夕日も見れるようだが、
夕日とはなぐり岩をどういう位置に持ってくるかでセンスが問われる光景。
思った以上に太陽は古島方面に沈んでいったので、
タイミングは12月中旬から下旬くらいが良いのかもしれない。
一応、磯釣り用に岩場へ降りる道もあり、
岩場からダルマ夕日を撮影しているカメラマンもネット上で見かけたので、
撮り幅はその時そのタイミングでいろいろありそうである。
下松といえば牛骨ラーメンが有名で、
紅蘭という店が有名らしいが残念ながら6日まで閉店だったので、
機会があればいつかまた訪れたいと思う。


※展望所の右側から磯釣り降下場所だとはなぐり岩の左手に夕日は沈まないが、海に照らされる夕日が綺麗。
 展望所の左手ははなぐり岩の後方に古島が位置する。
 岩場に降りると1月下旬でもダルマ夕日とはなぐり岩が撮れるらしい




写真館 二千年一夜