清水寺の雲海〜福岡県若宮市

八代の帰りに今年もどこかの雲海撮影をしたいと思い、
以前から気になっていた若宮市にある清水寺を選んだ。
九州にも何カ所か有名な雲海スポットがあり、
福岡県内で見れる雲海スポットとして有名でどのような雲海が見れるのか楽しみである。
八代から古賀SAまで戻りしばし仮眠。
5時に現地に着くように出発。
前日は風もあり曇りの時間が長かったので霧が出るか心配したが、
古賀を過ぎて若宮に入った途端、高速道路は霧に包まれた。
若宮インターを降りて20分ほどで清水寺に到着。
事前に地図を焼いて場所を把握していたが、
道中、小さな案内板があり迷うことなく着くことが出来た。
雲海を撮影する場所といえば、
標高の高い狭い山道を上がるイメージがあるが、
清水寺は道も狭い訳ではなく標高も200mの中腹にあるので暗闇の中でも安心して行くことが出来る。
ただ清水寺周辺には普通に民家があるので音には気を遣わなければならない。
最初、200mと知って本当に雲海が見れるのか?
標高が低すぎて霧に包まれるのではないだろうか?
と現地へ行くまで不安で仕方なかったが、
今日は見事に若宮盆地に霧が溜まっていた。






※このまま雲が掃けれ青空が広がると期待していたが・・・

清水寺附近の農道沿いから若宮盆地を見渡せる開けば場所があり、
有名な場所なのでもっと多いかと思ったが、
今日は先客2名のカメラマンが既に撮影を行っていた。
明るくになるにつれて雲海の全貌が見えてくる。
今日がどのくらいの量か標準レベルがわからないが、
もう少し手前まで雲海が迫っていれば迫力があるが、
逆に今日くらいの量だと低い山が見え隠れする程度なので水墨画らしい構図が出来る。
前景の棚田が広がっているので、水を張る5月くらいだと面白い雲海写真が撮れるかもしれない。
上空を見上げると早い速度で雲が流れ、月が見え隠れしている。
この調子で雲が掃けて青空が広がってくれることを期待していのだが・・・
周りが明るくなって空に徐々に赤みを増してきたところで撮影開始。
ところが思った以上に雲が掃けず、
そうなると朝焼けも薄ら焼けている程度で面白く無い。
上空は諦めて雲海のズーム撮影に切り替えて、
絵になりそうな場所を見つけてシャッターを切る。
時間が経つにつれて霧が上昇したり下降したり、
その時そのタイミングによって姿形を変える景色が雲海撮影の醍醐味である。
太陽が顔を出したが一瞬にして雲に隠れた。
そうなるともう平凡な絵にしかならず、期待していた光景とちょっとかけ離れてしまった。


※期待以上の雲海と期待以下の青空





明るくなってから何人かカメラマンや見物客が来たが、
人気雲海スポットに比べると混雑は無く、
カメラマンも早々と撤収して結局、自分が最後の1人となってしまった。
最後は新幹線が霧に呑み込まれる姿を撮影して終了。
清水寺で雲海撮影をする目標は一応達成されたが、
今度は晴れた日を狙って機会があれば訪れてみようと思う。




花の海のコスモス〜山口県山陽町

若宮市から本州へ戻り山陽小野田にあるコスモス畑に寄ってみることにした。
山口県内西部のどこかにコスモス畑があることは知っていたが、
調べてみると山陽小野田市内にあるので、
それなら帰りに寄るのにちょうど都合が良かった。
埴生インターを降りてすぐの所に花の海があり9時頃に到着。
実は10月末に開催されるお祝い夢花火の会場近くだったので周辺の雰囲気が懐かしい。
開園は9時30分からなのでしばらく待っていたが、
実は開くのは売店や施設であり裏にあるコスモス畑は開園時刻に関係無く見れたかもしれない。


平坦な土地に咲いているコスモス畑は思ったほど広くなくて海は堤防で見えずアクセントになるような物が無い。
せめて小高い展望台でもあれば海沿いにある畑なので良いのだが、
一周して構図を探したがなかなか見つからず、
おまけに満開一歩手前の7分咲と少し見頃が早かったこともあり悪戦苦闘。
日差しは若干あったものの青空も味方に付けずビニールハウスを背景に1ショットのみの撮影となった。



撮影を終えて隣接されている建物内で野菜や焼き立てのパンなど見てまわる。
美味しそうなスイーツなどもあったが、
朝食を食べて満腹後だったのでまたいつか来よう。






写真館 二千年一夜