三原やっさ花火フェスタ〜広島県三原市

台風10号で和歌山遠征が中止となった夏休み2日目。
代替え撮影として近場で楽に行ける三原やっさ花火を選んだ。
今年は恒例の2尺玉が無くなり、まったく行く予定は無かったのだが、
司会進行役がアヤノンこと笹原綾乃見たさに選んだと言っても過言ではない(笑)
というのは冗談で(半分、本当)、担当業者が森上煙火に変更となり、
プログラムに記載されている「三原初の演出」というのが一体どのようなものなのか、
音楽花火に力を入れている森上煙火がどのような演出をするのか確認してみたかった。





臨時駐車場が15時開門ということで、それに合わせて15時過ぎに合わせて行ってみると、
既にほぼ満車状態で驚いた。
辛うじて止めることは出来たが係員に聞いてみると、
国道2号線が渋滞になるので早めに開門したとか・・・
今年は盆休みや台風10号、岡山県内の花火大会中止など、
いろんな要因が考えられるが、車による来場者が多いのかもしれない。
駐車場を早めに確保して、後は車の中で涼しくなるまで待機、
そんな感じだろうか。
前回、先客のカメラマンにお目当ての場所を取られてしまったので、
今年は気合を入れて早めにゲート前で並ぶことにする。
東ゲートや中央ゲートは既に列が出来ているが、
西ゲートは日差しが当たるので影で待機している人が殆どでお蔭で最前列を確保。
日差しが当たる場所でも日傘のお蔭で風も通って涼しく、
17時までの待ち時間は、暇そうにしている警備員と話をしていたせいか長く感じられなかった。
開門20分前になると徐々に人が集まり、17時00分になると大勢の人がなだれ込むように会場が埋まっていった。
カメラマンはみんな道の駅に上がったのか、あまり見かけなかったので、
お目当ての場所を確保出来た。
最前列はあっという間に埋まっていったが、
それでも場所に拘らなければどこでも見れるし、
場外からでも撮ろうと思えばどこからでも撮れるので、
早めにゲート前に並んだものの、このように暑い思いをして場所取りするのは今回が最後かな。



何度も訪れている場所なので体力温存のために現地調査はせず、なるべく動かないように場内を散策。
時に花火仲間との情報交換や司会進行役のアヤノンに挨拶しているうちに太陽は徐々に傾き過ごしやすい時間帯になっていった。
19時からステージイベントが始まりやっさ踊りを披露。
少し見学した後、暗くなる前に機材をセット。
最前列の端っこということもあり周りに気を遣うことも無く撮影出来るのが拘りの1つだった。
ところがここで1つ想定外な出来事が発生。
近くで海を照らしている投光器が何と消灯しない。
確かに安全が一番だが、この投光器は意味があるのだろうか?
さすがに中央付近は消灯しているようだが、
東側や背後の投光器は点灯したままだった。
撮影に支障は無いと思うが、発電機の音が煩わしかった。





20時00分、追悼花火の白菊が上がり花火フェスタが始まった。
第5景に分かれて約6000発が打ち上がる。
ここ数年、恒例であり見せ場でもあった2尺玉が無くなり、
その分、10号玉が20発上がるので、森上煙火がどのような玉を用意しているかが見所の1つ。
オープニングは音楽付きで賑やかに始まったが、
2景は音楽も無し会場は微妙な静寂な時が流れる。
3景の型物もさほど盛り上がった様子は無いし、
終わったか終わってないのかよくわからない演出。
もうこの時点で去年と今年の違いの歴然さがはっきり出ていた。
今流行りのグラデーション花火や八方咲など良い玉も上がっていたけど、
15時から暑い思いをして来ただけの苦労がまったく報われない内容にショックは大きかった。
何がいけないのか、何か問題なのか・・・
台船の距離は去年より近くなっているらしいが、
5号玉がこれほど小さく感じられるくらい距離は取っており、
まだ昨日見た3号玉の方が迫力があった。
1つの台船に10号玉も載せているので迫力が無いのは仕方ないが、
フィナーレの第5景も三原初の演出も結局よくわからなかった。
10号玉が20発も上がる広島県内では貴重な花火大会なので、
少し過度な期待をし過ぎたのもあるが、
やはり2尺玉と水中花火が無くなった代償は大きかった。

帰りは国道2号線沿いの駐車場で会場から離れているということもあり、
特に時間がかかることもなく22時前には家に戻ることが出来た。







写真館 二千年一夜