瑞穂雪花火まつり〜島根県瑞穂町

去年は大雪に見舞われ撮影は出来ず、現地に行くだけでもかなり苦労した。
情報の少なさ、主催者の問い合わせに返答は無く、結果、数分だけの花火打上にもう二度と行くことは無いと思ったが、
その悔しさが蘇り、再びリベンジを果たすため、
同日開催だった西大寺を蹴って瑞穂ハイランドへ向かうことにした。

いつも邑智方面へ行く時は羽須美経由で行っていたが、
地図を見ると高宮経由が近そうなので、
国道433号、県道6号を走ってみると意外と走りやすく、
出発してから2時間くらいで道の駅瑞穂に到着した。
国道261号線を少し南下して県道50号線の山越えをすると瑞穂ハイランドへの入り口がある。
去年は間違えてハイランドサイドへ行ってしまったが、
今年は迷うことなくバレーサイドへ行けると思いきや、
雪不足のため会場はハイランドサイドに変更になっている。
これだと去年の情報が当てにならないが、
去年、ハイランドサイドへ行って現地調査もしていたので、ある意味不幸中の幸いだった。
さすがに苦労して現地に着いて現地調査をしていると、
会場が違っていたことに気付いた時は度肝を抜かれたが(笑)





現地に着いたのは17時頃。
さすがに道の駅から会場まで時間がかかったが、
駐車場までの道のりは驚くくらい雪が無くて、去年圧雪路を苦労して走った道のりが嘘かの様だった。
それともう1つ。
イベント開催ということもあって去年はハイランドサイド、バレーサイド共に渋滞が発生するくらい車が多かったが、
今日は渋滞も無く駐車場も半分ほどしか埋まっておらず、これも暖冬のせいなのだろうか。
ゲレンデに雪はあるのでクローズは間逃れているが、
バレーサイドがクローズになっていることを考えれば、
稼ぎ時に客足が伸びないのはスキー場やその周辺の施設にとっては大きな痛手に違いない。

天候は決して良い条件ではなく、
島根県に入った時から小雨が降り始め、現地に近づくにつれてミゾレ交じりの雨のような雪のようなものが降っていた。
花火の打ち上げ場所を確認して駐車場を散策。
バレーサイドだと撮る場所がなかなか見つからず、去年の反省を踏まえて構図を練り直す必要があったが、
ハイランドサイドは駐車場からだとどこからでも撮れるので、
幸い車も少ないことから悩むこと無く後方で狙うことにした。
車は少ないが会場内はスキー客で賑わっており、
普段見慣れない光景を見ながら散策するのも面白いが、
明らかに服装や格好からして場違いなので帰りのことを考えて車内で仮眠をとった。



18時になると特設ステージでイベントが始まり、
ゲレンデでは圧雪車同乗体験なども行われる。
ちょっと暇つぶしに再び会場内を散策しようと外へ出ると、
駐車場が真っ白に染まっていたので驚いたが、
その雪も湿気の多い雪なのですぐ解けてしまった。
予報では花火が打ち上がる前には上空の雲も掃けているはずだが、
相変わらず雨なのか雪なのか止む気配は無く天気は安定していない。
そのせいかステージ前もやはり去年のような盛り上がりは無く閑散としていた。



定刻の20時を少し過ぎて会場からカウントダウンと共に花火が打ち上がる。
オープニングからかなり派手に花火は打ち上がり山に響く音が心地良い。
心配していた霧は掃けて雪も落ち着いたので花火は意外とクリアに見えたが、
思ったより煙の掃けが悪かった。
約6分くらいあっただろうか。
直接、筒が見れなかったので何とも言えないが、
5号玉くらいの玉が開花して玉の種類も多く、遠くで見ていても迫力があって楽しかった。
割が強く低空開花も多く見受けられたので近くで見た人は恐怖を感じたかもしれないが、
殆どの人は駐車場から車の中で見ている人なので、
カップルにとっては最高のシチュエーションだったに違いない。
そんな人達の後方で脚立を大型三脚を構えて撮影するつもりだったが、
いつ雨や雪が降るかわからないので、
車のバックドアを雨避けにして撮影。
お蔭で撮影は思いのほか苦労することも無く、去年のリベンジは果たせと思う。

帰りは特に渋滞することもなくスムーズに下山。
雪道を心配していたが結局今日も冬用タイヤの出番は無かった。






写真館 二千年一夜