高宮納涼花火大会〜滋賀県彦根市

7月3連休2日目は小雨の降る朝の大阪から始まる。
前日、関取花のライブに参加して大阪に泊まり、
せっかく大阪に来たのなら足を伸ばして高宮へ行く計画を立てていた。
しかし梅雨前線により土曜日から激しい雨の予報だったので、
もしかしたら増水により中止になる可能性があったので日曜日の朝まで予定はあくまで未定だった。
高宮が中止になったことを考えて、八鹿町、浜坂など別プランも考えていたが、
公式HPで開催決定が発表されたので高宮へ向かった。
公式発表後だったので朝はのんびり過ごして遅めの10時過ぎに大阪を出発。
特に早く現地へ着く必要は無かったのでのんびり下道で向かったが、
国道1号線、8号線共にバイパスが無く車も多かったので予定以上に時間がかかったような気がする。
去年の3連休初日は愛荘町の愛知川へ花火を見に行ったが、
高宮へ行く途中にその光景を見かけた。
昨夜、雨の中開催されたようだが、河川は増水していないので昨夜は思ったほど雨は降らなかったのかもしれない。
心配していた天気は出発した時は雨も止んでいたが、
時折、雨がぱらついたりするときも有り、不安定な天気なのは変わりない。





高宮に着いたんは15時過ぎ。
臨時駐車場は会場から遠いので、
SNSで教えてもらった有料駐車場を利用させてもらった。
時間がたっぷりあるので古い建物が残る宿場町を散策。
去年は35度を超える酷暑だったが、
今年は梅雨も真っただ中ということで涼しい風が吹いて散策するにはちょうど良かった。
筒場は無賃橋と近江鉄道の間にある犬上川の河原に用意されている。
最大2.5号玉と花火大会にしては珍しく小規模な花火大会だが、
担当煙火店である柿木花火工業がどう演出するかが見せ場であり楽しみにである。
撮影場所としては無賃橋が理想だが、老朽化で立ち止まっての観覧は禁止されている。
しかも筒場から下流に電線が走っているので妙に気になって仕方ない。
かと言って、電線を交わして上流へ行ってもこれという場所も無く、
ワイドにセットしている演出を側面から狙うのも面白くない。
無賃橋の南詰めの土手を降りた一帯に有料席が設けられており、
撮影するならその付近が理想であるが、
土手上の道路は狭く露店が並んでいるので撮影するにはかなり支障がある。
電線はナイアガラのワイヤーだと思えば特に気にならないことにして、
露店が無い落ち着いた辺りにとりあえず三脚を仮置きして様子を見ることにした。





打ち上げ1時間前になると大勢の人がやって来て混雑のピークが始まった。
対岸の道路にも露店があり、どこへ行っても混雑しているようにみえた。
雨も一時は止むかと思われたが再び雨は降り出し、
本降りにならなかったのは不幸中の幸いだったかもしれない。
20時00分、地元子供による点火で花火大会が始まる。
高宮神社の御神火が点火として使われるのだから、
さすが100回を超える伝統ある花火大会。
内容としては2号玉、2.5号玉、スターマインが順番に繰り広げられ、
何を基準に選定しているのが、流行りの曲から古く懐かしい曲が流れている。
花火とシンクロしている訳ではないが、提供読みの時も音楽、花火はノーストップで、
何だか花火大会のクラブ、昔でいうディスコのような感じで面白い。
2.5号玉もこんなに大きかったか?と思うくらい見上げて見るくらい大きくて、
急遽、標準レンズから広角レンズへ、横構図から縦構図へと切り替えた。
案外、退屈するかと思われたが、あっという間の1時間。
雨は終始止むことが無く、雨を凌ぎながらの撮影だったので花火をあまり楽しめなかったのが心残りであり、
久々の柿木花火の演出を楽しみにしていただけに残念だった。
ただこの小規模な花火玉でこれだけ迫力を感じることが出来るのは高宮の花火らしさであり、
スターマインの最後一斉打ちは柿木花火らしさを見ることが出来ただけでも来て良かった。





帰りは近くに止めた駐車場のお蔭で渋滞にはまることもなくスムーズに高速道路に乗ることが出来た。
落ち着いていた雨も次第に激しくなり、打ち上げ時に本降りにならなくて良かった。
これから順調に走れば4時間で帰れるのだが、
途中、小刻みに休憩を挟んで結局家に着いたのは4時頃であった。





写真館 二千年一夜