冬華火 in 哲多〜岡山県哲多町

今日は高梁で行われるバレンタインキャンドルの撮影を予定していたが、
SNSで哲多でも花火が上がる情報が入って来たので、
そういえば哲多付近はしばらく行っていないし、
このような機会が無いと行くことも無いので予定を変更して哲多へ行くことにした。



14時頃に家を出発。
国道182号線を北上して東城経由で哲多を目指す。
地図を見ると県道108号線を走った方が早く着きそうだが、
グーグルマップを見ると軽自動車が辛うじて走れるような恐ろしい道なので、
少し遠回りになるが県道441号線の広い道を選んだ。
途中、2ヵ所ある道の駅に寄ったりしたので現地に着いたのは17時前だったが、
それでも会場は閑散としており来場者よりスタッフの方が多いくらいで、
本当にイベントが行われるのか心配になってきた。
小さな案内板があり迷うことは無かったが、
道の駅には案内ポスターとかも無く、
果たしてこのイベントがどのくらい広まっているのだろうか。
どちらにしても今回が第1回目の開催なのですべてにおいて手探り状態である。



会場はB&Gの駐車場に数店のブースが並び、その裏のグラウンドが駐車場になっている。
隣接されているグラウンドに花火が設置されており、
新聞では大玉も上がると記載されていたが、
それらしき筒も見当たらず、4号か5号くらいだろうか。
それでも人の価値観はそれぞれなので、
5号玉でもまじかで見れば大玉なのは間違いない。
会場内を軽く散策していると、
雨が降り出したので車内へ避難、しばし待機した。
時間が経つにつれて閑散としていたグラウンドに続々と車がやって来た。
イベントのスタートは18時からなので、どおりて来た時は閑散していたはずだ。
飲食ブースで何か物色しようかと思ったが、
各ブースともに行列が並び始めたので、
第1回目にしては上々のスタートだったかもしれないが、
時期が時期だけにうどんや豚汁といった汁系があっても良かったと思う。





上空は薄ら月も出ていたが、
雨は止んだり降ったり雪になったりどうも北から風に運ばれてやって来て不安定な天候だが、
時間が迫って来たので機材をセッティング。
そして18時45分、花火が打ち上がる。
推定5号玉くらいだろうか、28mmでは収まり切れない高さで開花し、
急いで広角レンズに切り替えた。
単発がメインで時々、ウェーブなどの小型煙火もあったが、
約20分かけて500発の花火を打ち上げた。
担当した花火業者は新見市内にある中曽商店。
この地区の花火はまず見ることが無く、当然どこが打ち上げるのかわからなければ、
中曽商店と聞いても初耳で正直さほど期待はしていなかったのだが、
実際に花火を見た感想としては、打上方や玉選びなどしっかり工夫されており、
八方咲や霞草、最後の冠菊などは最近どこかの会場で見覚えのあるような面白い玉が上がったり、
約500発を20分かけて打ち上げるのんびりした演出も短いとも長いとも思わせない、
寒い今の時期にちょうど良い時間だった。
岡山県北の花火大会は未開拓であまり見る機会が無かったが、
今日は何だか新たな発見をしたようで来て良かった。

19時05分に花火は終わり、近くに車を止めていたので混雑する前に会場を脱出。
不安定な天気で撮影に集中出来なかったことが悔やまれるが、
もし第2回があればまた訪れたいと思う。
その時はぜひ哲多の名産である千屋牛を食べてみたい。






写真館 二千年一夜