東光寺、大照院〜山口県萩市

観光支援事業の恩恵を受けて11月最終末は萩を予定していた。
割と紅葉の見頃が遅いことを予想して宿を予約していたが、
紅葉の見ごろは既に終わり、おまけに山陰沖に低気圧が発生して曇りがちな天気。
予定を伸ばそうと思ったが宿のキャンセル料を払うのも勿体無いので、
結局、ただ単なる旅行となりそうな旅となった。


※見蘭牛のハンバーグ。左上の見蘭牛コロッケはオマケ。

家を出たのは8時頃で交通費を浮かすために志和インターチェンジから山陽道に乗って美祢まで向かう。
途中、萩往還道路にある道の駅で昼食を食べて、
そんなこんなで萩市内に着いたのは15時頃。
早めに着いたので紅葉撮影を予定していた東光寺と大照院へ行ってみる。
紅葉情報では既に落葉となっていたが、
実は本格的に見頃を迎えるのは12月以降と発券所で教えてもらい、
天気が良ければ現地調査を兼ねて園内に入ろうかと思ったが、
時間も時間なので今日は中にも入らず撮影もせず外から眺めるだけにした。
東光寺の三門、大照院の灯籠群はかなり迫力と独特な雰囲気があったのでいつかリベンジしたい。


※東光寺の三門


※大照院の灯籠群。奥で歴代当主が眠っている。紅葉は少し色付いているが落ちている葉っぱも目立つ。





田床山の夜景〜山口県萩市

今日の目的は田床山から見下ろす萩の夜景撮影。
いつか撮ってみたい夜景スポットの中の1つで今回の旅でようやく実現出来た。
ただ事前に調べてみると夜景と太陽が沈む位置がこの時期は外れており、
理想はやはり夏。
当然この時期だと漁火も期待出来ず、生憎の曇の多い空ということもあって、
描いていた田床山の夜景とは程遠い状況だった。



16時30分、憩いの広場の駐車場に到着。
カーブの多い坂道だったが憩いの広場があるせいか思ったよりも走りやすい道だった。
駐車場からさらに400m先に展望台があり萩市内を見渡せることが出来る。
晴れていればさぞかし美しい日本海が見れたに違いない。
雲が多いが若干、青空も見えるのでこのまま雲が掃けてくれることを願いながら機材をセット。
目の前の草木が気になるので脚立を使って高さを稼ぐ。



田床山は標高約373mとさほど高い山という訳でも無ければ、
夜景の名所として知名度がある訳でもない。
市内を流れる2本の川と日本海がアクセントとなって自然に溶け込む萩の夜景の興味があった。
時折、雲が掃けて青空が広がる場面もあったが風が強いせいで瞬く間に雲に覆われてしまった。
太陽が沈み17時20分頃から夜景が目立ち始めるがやはり空が中途半端で絵になりずらい。
せっかくなので一応撮影はするがあまり手応えは感じられなかった。
それでも久しぶりの夜景撮影はやはり面白いもので、
今シーズンは花火もあまり無いので夜景に力を入れてみようかと思ったり思わなかったり・・・
結局、カメラマンどころかカップルや家族連れなど誰とも合わず17時40分、撮影終了。
明日はせめて青空の下で日本海を楽しみたい。
そう思いながら東萩駅の近くにある宿でのんびりくつろいだ。


※せめて雲が無ければ・・・これで漁火が出ていれば最高なのだが。




写真館 二千年一夜