呉線の夕景(忠海ー安芸幸崎)〜広島県三原市

忠海から安芸幸崎の間に呉線と夕日が一緒に撮れるポイントがあり、
いつ頃だったか調べてみると今がちょうど撮影頃だった。
太陽が沈む位置、時間、電車が通過する時間、もちろん太陽が沈む方角の空の好条件。
すべてが揃うと奇跡の1枚が完成する。
今日は四国の山が見えるくらい空気が澄んでおり、
GPVを見ても瀬戸内海に雲が無いので最高の条件が揃っていた。






16時頃に家を出発。
糸崎パイパス東出口から三原の桟橋辺りまで下道がずっと渋滞していたので、
てっきりバイパスが通行止めになっているのかと思ったが、
ちょうど神明市の最終日でその帰り客による渋滞だった。
幸い下り側が混んでなかったので40分くらいで撮影ポイントに到着。
さすが知る人ぞ知る有名スポットだけあって先客が1人スタンバイしていた。
今日は潮が引いているので波打ち際から狙おうと思って下に降りてみたが、
道路側の方が海の入る面積が大きいので道路上から狙う。

当初、望遠で夕日と呉線をズームで抜く構図を予定していたが、
ズームだと背後の高圧線が目立つのと、
上空の空がよい感じだったので少しフォーカスして縦構図で狙うことにした。
よく見ると瀬戸内海の軍艦島である契島も見えるので何とも都合の良い脇役の登場。



まずは忠海17時30分発を狙う。
ハーフフィルターを付けたいところだが、
少しでもシャッタースピードを稼ぎたいのでノンフィルターで、
補正無しとマイナス補正でシャッターを切る。
6分かけて安芸幸崎まで移動するので数分間集中。
少し眩しい夕日だったが電車が夕日を浴びて輝き良い感じに撮れたと思う。

通過した後、すぐ安芸幸崎から17時37分発がやってくる。
日の入りが17時46分なので下りも良い感じと思ったが、
通過する数分前に夕日が雲に隠れて敢え無く落陽後の通過となった。
撮影場所を微妙に移動すれば前後1週間くらいは狙えるので、
今回を参考にまた機会があれば狙ってみたい。
ちなみに秋は10月下旬から11月上旬が角度的に良いのだが、
落陽時間が17時15分と早いので電車の通過時刻と合わなければ、
ダイヤ改正が無い限り冬だけの期間限定となる。

神明市の渋滞も解消されていると思ったが、
バイパスも下道も未だ渋滞のままで、
それなら美ノ郷経由で帰れば良かったと後悔したが、
瀬戸内海に浮かぶ満月がとても綺麗だった。


※参考データー
日の入り 17時46分
忠海ー安芸幸崎
17:30→17:36

安芸幸崎ー忠海
17:37→17:43 




写真館 二千年一夜