向島小の寒桜〜山口県防府市

コロナウィルスで世界が騒がれている中、
例年より1週間ほど早く見頃を迎えた向島小学校の寒桜。
毎年開花の様子はチェックしていたものの、
微妙に遠い防府市でタイミングが合わずなかなか行くことが出来なかったが、
今年は予定していた月が瀬梅渓を断念したので、
それなら防府でも行ってみようかなと軽い気まぐれな気持ちだった。







6時30分、福山西ICから山陽道を走って防府へ向かう。
今日は節約せずに少しでも現地に早く着きたかったので途中下車もしなかったが、
2時間で防府まで行くのだからやはり高速道路は便利。
曇っていた空も西を走るにつれて青空が見えて来た。
防府の天気予報は一応、晴れになっているが時折、曇りも出ていたのがちょっと不安でもある。
防府東ICを降りた時はすっきりとした青空が広がっており、
防府市街地は日曜日の朝ということもあって閑散としていた。
そんな市街地を抜けると向島の案内板があり、しばらく走っていくと小さな橋を渡って小学校に辿り着く。



9時00分、ほぼ予定通りに到着したが、
こんなに天気が良いのならもう少し早く着いておきたかった。
ただ向島小学校HPでは見学時間が9時から(リーフレットには9時30分から16時と記載)なので、
早めに到着は迷惑行為となる。
それでも着いた時には既に駐車場はかなり埋まっており、
早くから花見客が来ているようだった。
混雑しないうちに早速撮影開始。
ところが桜の木の周りどこからでも見学が出来るため、
しかもアップでメジロや花びらをスマホで撮っている人も多くいたので、
なかなか思い通りの撮影が出来なかった。
どうしてもその写真はここで撮らないとダメですか!?と問いかけたいが、
1人終わればまた1人やって来てその繰り返し。
募金のお願いをしているボランティアのアナウンスも何度も何度も聴いているうちに、
何だか集中力が切れてしまった。
せっかく来たので手ぶらで帰る訳にもいかず、
1本桜らしい構図で何カットが撮影したが、
結局、最後までお気に入りの構図は人が途切れず、
次第に上空に雲まで広がって来たので10時過ぎに断念した。


※次第に曇って来た。

校舎の目の前に植樹していることから、
人工物の映り込みは避けられず、
ピンクのジャンバーを着たボランティアもあちらこちらに立っていたり、
何かと構図的に制限されるので撮影としてはまったくもって不完全燃焼。
それでもピンクに染まる樹齢約100年の寒桜はちょうど見頃で背景に青空に描くピンクが最高に綺麗で、
それが見れただけでも良しと思うことにした。
昨夜の雨で花びらも散り始めていたので、
木曜日が満開だとしたら土曜日の朝に行けば良かった。
ボランティアの話によると、今年の一般公開は中止にする予定だったらしいが、
毎年大勢の人が楽しみにしていることから半ば強行的な一般公開だったらしい。
毎年美しい桜が見れるのも誰かがしっかり管理しているお蔭なんだと改めて知り感謝しなければならない。


※帰りに道の駅に立ち寄って海鮮丼を食べた。
 これだけたくさんのネタが乗って700円!かなりリーズナブル。





写真館 二千年一夜