烏城灯源郷〜岡山県岡山市


花火大会の無い夏の週末、毎年、岡山城で灯かりイベントが行われていることは知っていたが、
夏の時期に花火以外の被写体を撮影することはまず無かったので、
この機会に行ってみることにした。
岡山城での灯かりイベントは春、夏、秋に行われおり、
今年の夏は和傘が並べられる演出をネット記事で見たのが行く切っ掛けとなった。
記事になってるということは人も多く、
そもそも混雑するような会場は避けていたので、今の今まで岡山城の灯かりイベントに参加することも無かったのだが、
今回は気合を入れて人が少なくなるであろう消灯ギリギリまで粘ってみようと思っていた。







14時30分、今日から少し暑さが和らぐ予報だったが台風の影響なのか相変わらず今日も暑い。
ただ当初の予報では雨だったので嬉しい誤報となった。
岡山市内まで3時間かかっていたが、
高梁川大橋の4車線化工事が今春に完了したことで慢性的な渋滞が無くなったこともあり、
2時間くらいあれば岡山市内まで行くことが出来た。
市街地に入ると少し時間がかかり事前予約しておいた駐車場に着いたのは17時を回っていた。



ほぼ予定通りに到着したので久々に訪れる後楽園周辺を散策して岡山城へ向かう。
後楽園でも灯かりイベントが行われているが今日は岡山城のみ。
夕方になって暑さは和らいだものの湿度は高く蒸し暑くて汗をかきながらも川沿いを散歩するのは気持ちよくて、
都会の中のオアシスのような場所でジョギングしている人達もよく見かけた。
17時30分、岡山城の灯かりイベントに到着。
まだ早いせいか観光客も疎らで夜のイベントに向けた関係者が準備やリハーサルに追われていた。
予定には無かったがせっかくなのでライトアップ前の和傘と岡山城を撮影。
若干、青空に薄い雲が広がっていたものの、西日が当たっていればなお良かったが、
西の空に雲が広がっていたので何となく単調な絵になってしまった。
今回は岡山城の撮影以外でもう一つの目的であった、
「やまと」で中華そばと焼きめしを美味しく頂き、
夜の撮影に向けてたっぷり塩分補給。





少し早めの夕食を済ませて再び岡山城に戻ったのは18時50分。
まだ観覧客など混雑は見られなかったが、和傘撮影ポイントの最前列にはカメラマンがズラリ並んでおり、
何とか空いている場所を見つけて撮影開始。
元々夕暮れ時に撮る予定は無かったのだが、
意外と和傘エリアに人がいなかったので夕暮れ時の撮影が出来た。
夕焼け空になることを想定してハーフNDも用意していたが、
西の方角じゃないし広範囲に夕焼けにならなかったので出番は無かった。
音楽イベントがあるのでスピーカーなどの人工物があるのは仕方ないが、
和傘エリアには入ってはいけないのでは?という雰囲気が早めの撮影に繋がったのは不幸中の幸いだった。
ある程度、撮影を終えて他の角度から狙おうかと思ったところで、
主催者から近くで観覧しても良いですよ!という掛け声で撮影は強制終了となった。
場所取りしていたカメラマンや後から来たカメラマンから悲鳴があったのは言うまでもない。






※緑被りする岡山城にトワイライトブルーフィルターを装着してみた。左:フィルター無し、右:フィルター有り
 結果、さほど緑被りの緩和が見られないが絵的にフィルター有りの方が暗いが雰囲気は良い。好みの問題か。


※演奏が始まる前に観覧客が一斉に和傘エリアに入り込む。

19時00分、今日は消灯まで粘る予定だったが、思いのほか夕暮れ時の撮影で撮れ高があったのでこれで終了。
すれ違う人の多さに今日が一番来場者数が多かったのかもしれない。
和傘エリアなどお城の周りは入園料がかからず気軽に行くことが出来るのも人気の1つかもしれない。
今年は混雑を避けるためにお城周辺の石垣ライトアップなども行われており、
帰りに石垣を楽しみながら駐車場へ向かった。








写真館 二千年一夜