三瓶の蕎麦畑〜島根県大田市

秋のシルバーウィーク4連休2日目も澄み切った青空が広がっており、
今シーズンの目標である三瓶山麓にある蕎麦の花畑を撮りに行くことにした。
10時過ぎに家を出発して三瓶に着いたのは13時頃。
午前中の青空が嘘かの如く三瓶山上空は雲が広がっており撮影にならない。
そんなこともあろうかと昼食に蕎麦を食べて時間潰し。
さすが4連休ということもあって大勢の客が訪れており、
通常14時で閉店だが完売のため13時で閉店の札が出ていた。







予定では14時頃に青空が広がる予定なのだが、
なかなか雲が取れず仕方ないので三瓶山西の原で散策。
草原が広がる西の原は家族連れにとって格好の遊び場になっており、
しかも混雑もあまりないまさに穴場的スポット。
何も無いが何も無いからこそのんびり出来る景色もある。
ススキもちらほら咲いておりあと数週間すれば黄金色に輝いて再び訪れたくなった。
麓を上がっていくと日本海も見えてススキと絡めて撮れる格好の場所も見つけた。



15時くらいにようやく青空が出てきて日差しが当たって来た。
実は蕎麦の花畑の明確な場所を把握しておらず、
事前にネットで調べておいた場所を手さぐりに探して行かなければならない。
三瓶山の形から場所を特定して一応迷うことなく場所に辿り着いた。
今年は7月の長雨で花付は悪いという噂もあったが、
8月の日照りのお陰なのか目の前には真っ白な絨毯が広がっており、
しかもかなりの広範囲で、前日訪れた蒜山よりかなりのスケールだった。
ちょうど畑を耕しているおじいさんがいたので挨拶をすると、
竹藪の辺りから撮ると良い!とオススメ場所を教えてくれた。
早速そこへ行き撮影しようと思ったとき、大きな誤算が生まれた。
何と竹藪が蕎麦畑の一部が影になってしまいダイナミックな撮影が出来ない。
この時間帯ならまだトップ光だと思ったが季節は9月の彼岸。
思った以上に太陽の傾きが早かった。
遅くても14時までには訪れるべきだったか。
一応撮影場所を変えて辛うじて三瓶山と一緒に撮影することは出来たが、
撮影するタイミングは午後より午前の方が良さそうだった。
もし次に撮影する機会があれば午前中に撮影して昼食に蕎麦を食べる工程で行こう。


※訪れた時は雲で陰っていた蕎麦畑


※その後、日差しは出てきたが・・・畑の一部に影が出てきている。






三瓶山のススキ群〜島根県大田市

蕎麦の花を撮影した後、このまま足を延ばして益田まで行こうと思ったが、
さすがに16時になろうとしていたので断念。
今日は綺麗な夕焼けが見れそうなので、先ほど西の原で散策した時に見つけたススキの撮影スポットで夕焼けを狙うことにした。
まだ時間があるので山の駅まで戻りコーヒーを呑みながらまったり時間を過ごす。
三瓶山上空もすっかり青空が広がっているが、やはり標高が高いだけに風は徐々に冷たくなっていった。



17時になって撮影場所へ移動。
雲の隙間から光芒が出て何とも幻想的な日本海なのだが、
太陽が雲に隠れてススキに日差しが当たらない。
今日は最初から最後まで雲に泣かされる日である。
17時50分くらいに一瞬だけ雲から太陽が覗きススキ一面に日差しが当たった。
ススキは黄金色に輝き何とも感動的な瞬間だった。
太陽の位置からフレアが発生したかもしれないので、
もう少し太陽が西へ移動する10月がやはり狙い目かもしれない。
その頃にはススキも全体的に成長しているだろうからどんな景色になっているのか今から楽しみである。

撮影終了後、帰る途中にどこからか太鼓の音が聴こえる。
どうやら夜に神楽が行われるらしい。
期間限定でグランピングキャンプも設置されており、この4連休に利用する人は羨ましい。




写真館 二千年一夜