大平山の雲海〜岡山県有漢町

雲海が出ず撮影しなかったので簡潔に。
国道313号線から県道、農道を走って案内板に沿って大平山へ向かう。
698mの標高で遠く大山も見える展望の良い場所だが、
北面に開けているので朝日と絡めずちょっと物足りなさがある。
風が強いのか湿度が足りないのか雲海の姿は無く不発に終わる。
展望附近の木々が成長すれば雲海の展望も厳しくなりそうなので管理をしっかりお願いしたい。


※大平山展望所、高さが足りず目の前の木々が邪魔

大平山山頂の近くに「いこいの森」があり展望所を見つけた。
こちらは市をを跨いで吉備中央町になっている。
展望は先ほどの大平山展望所の反対側の南側が開けているが高さが足りず物足りなさがある。
残念ながらこちらも雲海の姿は見当たらず。


※いこいの森にあるかよう展望所。こちらも高さが足りず目の前の木々が邪魔。展望にしては高さが足りない。

そしてもう一ヶ所、林道を走っていると権現山展望台を見つけた。
こちらも大平山展望所同様、狭い道を上がっていくので運転は要注意。
アンテナ基地があるので係員が管理で訪れているのなら危険な道では無い。
こちらの展望台は高さがあるので視野は良い。
ただ草木が生い茂りまったく管理されておらず高梁市の管理能力を疑う。
何とか草木を掻き分けて行ったが大平山展望所より雲海ビュースポットであるが、
やはり南面に開けているので朝の日差しを浴びるにはかなりの時間がかかる。
ちなみに権現山展望台はグーグルマップに載って無いので、
有漢スポーツパークに向かって行けば案内板がある。
場所的にはFM中継局。


※3ヶ所の中では雲海撮影に適している権現山展望台。ただ管理が出来ていない。

結果的に今日訪れた3ヶ所の雲海スポットはどれもイマイチで、
ここへ行くくらいなら他所へ行く、という結果となったが、
太陽が北に近い時期なら行ってみても良いかもしれない。





三里ヶ浜海岸〜島根県益田市

大平山から帰る道中、高梁市内は霧が出ており、
また家に帰って高谷山を見ると綺麗な雲海になっているのに、
何故に有漢町に霧が出なかったのか、そう思うと家に帰ったら妙に疲れた。
天気予報を見ながら昨日同様、綺麗な夕焼けが見れそうだったので、
予定を変更して昨日行かなかった益田市の三里ヶ浜海岸へ行くことにした。
下道だと行きも帰りも大変なので広島・島根周遊パスを利用して高速道路で移動。
13時前に出発して途中のパーキングエリアで昼食。
4連休の最中ではあったが比較的高速道路は空いており、
浜田市内から自動車専用道路と一般道を西に走らせ三里が浜に着いたのは16時40分頃と順調に到着。



予め目星を付けておいた場所で微調整しながら海水浴場らしき場所から狙う。
三里が浜海岸といえば何と言っても観音岩がアクセントとなり、
富山の雨晴海岸とまでは行かないが個人的に訪れて撮影して見たかった場所の1つであり、
今回やっとこの景色に出会うことが出来た。
今日は波が高く潮が舞い上がっているので砂浜には降りず駐車場から狙う。
昨日はどんな景色になったかわからないが、
今日は昨日に比べると若干、薄い雲が広がっているように見えて、
やはり昨日無理してでも行けば良かったかと後悔したが、
その後悔を振り払うくらい徐々に秋らしい雲に変わっていった。



観音岩をただ撮るだけでも撮影場所を変えると、
背景の鑪崎が観音岩と被っては面白くないので、
微調整しながら構図を練っていく。
ちょうど太陽も鑪崎あたりに沈みそうなので運が良ければダルマ夕日も狙うつもりでいた。
とりあえず太陽が傾くにつれて夕景の変化を楽しみながら撮影は進んでいった。
特に場所は変えず同じ場所で構図を変えながらファインダー越しの風景を楽しむ。
上空が赤みが付くとハーフNDを装着するところだが、
今日は砂浜の反射をPLフィルターで生かしたいので効果0%でシャッターを切っていく。
夏であれば砂浜で遊んでいる人もいるだろうが、
今日は波が高いこともあって誰もいない。
いや敢えて言うならカメラマンが1人いた。
砂浜で撮影していたが幸い同じ方向からだったのでお互い撮影の邪魔にならなくて助かった。







太陽が沈む18時15分が近づくと300mm×3倍でダルマ夕日を待っていたが、
残念ながら水平線上の厚い雲がありダルマ夕日とはならなかった。
霞みがあれば美しい夕日になるのだが、
今日はあまりにも澄み切った空でただ眩しすぎる夕日で目が眩んでしまいそうだ。
太陽が沈んで劇的に夕焼けになることを期待したが、
残念ながらそれは叶わなかった。
昨日は光芒もあったが今日は無く、想像以上の期待していた景色にはならなかったが、
それでも秋らしい三里が浜の夕景が撮れたことに満足度は高く撮影していて楽しかった。
訪れる時期や沈む太陽の位置によって同じ景色でもまったく違う姿を見せてくれるのが風景写真の面白いところで、
またいつか訪れた時、次はどんな景色を見せてくれるのか楽しみである。

帰りは周遊パスを利用するのでもちろん高速道路で帰宅。
これほど高速道路で家まで帰れることが楽なことは無いもので、
これに慣れると下道で帰れなくなりそうだ。
途中、三次によって夕食を食べて家に着いたのは22時頃だった。

後に家の近所では凄い夕焼けになったらしく、
場所が違えば見える景色も違うのだと改めて思った。





写真館 二千年一夜