仙養が原天空花火大会〜広島県豊松村


花火大会の無い2020年夏。
各地では告知無しのサプライズ花火が打ち上がっているが、
今年になって初めて花火大会という名目のイベントが広島県内で開催されることを知った。
場所は毎年8月第一土曜日に仙養が原で開催されているティアガルテン主催の花火大会。
私の知る限りでは花火大会という名称が付いたイベントはこの一件のみであり、
殆どが中止の中で花火大会を開催しようと思った主催者の判断が凄い。



広島県内大竹市では最高気温37度を記録し、
とてもじゃないが日中から外に出たくないので夕方17時頃に神石高原町に向かって出発。
さすがにこの時刻になると少しは暑さも耐えられないレベルでは無く、
国道182号線を北上して神石に入ると窓を開けて車を走らせても苦にならない心地良い風が入って来る。
ティアガルテンに着いたのは18時過ぎで駐車場はまだ余裕があった。
2016年に一度訪れているので大体把握しているが、
時間に余裕があったので打ち上げ場所は撮影周辺を散策。
ちょうど向日葵畑も見頃になっていたので花火と一緒に狙えそうでもあるが、
蚊の餌食になりそうなので止めておく。
もう少し早く来ていれば午後の日差しが向日葵に当たって綺麗だったかもしれない。



入園料を払って中で撮ることも考えたが、
林の奥にある芝生グラウンド付近から上がるので、
園内だとちょっと距離が近いので逆に園外からの方が構図は練りやすい。
ただ予定していたカフェテラスエリアは開放されていなかったので、
道路沿いから狙う羽目になった。



公式フェイスブックには記載されていたが、
大体的に告知はしていないので訪れる人はいるのだろうか?と思ったが、
みなさんどこで情報を入手したのか時間が経てば経つほど人がやってくる。
次第に駐車場は満車となり渋滞が発生していた。


※打ち上げは芝生グラウンドから





20時00分、花火大会らしくカウントダウンで打ち上がる。
内容は非公開だが約15分、3号玉、4号玉の単発がメインで富士火工と予想。
久々に花火大会らしい花火を見るので心驚されるが、
ここの花火会場は前景になるものが無く、
しかも林の奥から上げるので普通に撮っては絵になりにく。
せめて会場の灯かりがあれば良いのだが、
花火が打ち上がると殆どが消灯してしまい真っ暗。
場所を移動して灯りを求めたが結局、これという前景は見当たらなかった。
そういえば前回も同じような葛藤を抱いたような気がする。
どうせならキャンプ場を前景にすれば少しはティアガルテンらしい花火の絵になったかもしれない。


※夕焼けが綺麗

道路沿いの駐車場に車を止めていたので帰りはスムーズに帰ることが出来た。
久々に見た花火だったが、それ以上に美しい夕景と星空に心癒された。
今日から盆休みでキャンプ場にたくさんのテントが張られている。
周りに灯かりが無いので真夜中の星空はさぞかし綺麗に違いない。



写真館 二千年一夜