芦田川サプライズ花火〜広島県福山市

サプライズ花火は見に行かないと決めていたのは1年前だったような気がするが、
さすがにここまでコロナ禍で花火大会が行われないと、
サプライズ花火しか花火を見る手段が無い。
そこで航空関係のHPに花火が上がる情報がアップされていることを知り、
今年になってから何度かサプライズ花火を見させてもらったが、
通常の花火大会と違って混雑も渋滞も無い、
観覧客のトラブルも無く好きな所で撮影出来ることからすっかりサプライズ花火にはまってしまった。
今日は芦田川の他に福山市西部、吉備中央町でも花火が上がる情報があり、
個人的には吉備中央町に行きたかったが場所的に怪しかったので近場の芦田川に決めた。






18時前に打ち上げ場所である神島橋の南にある河川敷へ行ってみると、
何と幅広くワイドに筒が設置されていた。
ざっと150mから200mくらいに6か所の単発の筒を見かけた。
その他パイロ系などの筒もあるのでワイド演出が期待される。
まさかワイドが見れるとは思っても見なかったので、
俄然モチベーションが上がってきた。

対岸の草戸稲荷神社の駐車場に止めて現地を散策。
サプライズ花火なのに意外とカメラマンを多く見かけ、
みなさんどうやって情報を入手したのかが気になる。
ワイド演出なら正面から撮りたいところだが、
堤防道路は歩道が無いのでさすがに通行の妨げになるどころか大型車が来るとこちらの身が危ない。
少し下がれば正面から狙えないこともないが、
やはり芦田川の花火となれば川面を入れたいので、
河川敷に降りて撮影場所を探したが草が生い茂って前に進むだけでも一苦労。
東側の河川敷から狙うことも考えたが、
やはり川面に拘りたかったので正面から少し北側に行ったところに河川敷に降りる道があり、
通行車両が通行止めで入れないように鎖がかかっているのでここから狙うことにした。






さすがに盆を過ぎると暗くなるのが徐々に早くなり19時30分を過ぎると上空の空も暗くなっていた。
ちらほら人を見かけたが周辺には誰も集まることが無く、
東側の河川敷にたくさんの車が集まっていたので観覧客が集中しているのかもしれない。
さすがにカメラマンは早々と訪れて正面に近い位置で狙っているが、
素人レベルだとどこで花火が上がるかわからないだろうし、
とりあえず河川敷に行けば見えるだろうくらいの意識で訪れているのではなかろうか。



かつて法音寺橋付近で花火大会が行われていた頃、この近くで撮影したことがある。
今は芦田川大橋付近に場所が移動したため、
草戸稲荷神社付近で撮ることは無いが、
まさか再びここで花火を撮ることになろうとは。
風が止むと川面に建物の灯かりが映り込んで綺麗だが、
花火を撮るには少々厄介である。
蝉の鳴き声は聞こえず秋の虫が鳴り響く中、20時00分、花火が打ち上がった。
最初はサプライズ花火ではお決まりの医療従事者に感謝の気持ちを捧げる青色の花火が上がる。
3号玉、4号玉の単発がメインでスターマインの代わりに小規模なワイド演出。
最後はパイロ演出を含む豪勢なワイド打ちで約15分におよぶサプライズ花火の幕を閉じた。
豪勢といってもどうしても規制の関係上、派手な演出が出来ないが、
このご時世でこのようなワイド花火が見れただけでも感謝しなければならない。
主催者は結局わからなかったが福山市内の企業が協賛してくれたのだろう。
サプライズ花火の良い所は帰りの渋滞が無くスムーズに帰れるところ・・・なのだが、
草戸稲荷神社の駐車場は満車状態。
周辺の道路も渋滞しているのでまさに本当の花火大会が終わった後の状態になっている。
SNSでは殆ど情報が無かったのにも関わらずここまで人が集まるとは。
苦情対策として周辺の住民には告知するらしいが、
一体どのくらいの人が集まったのだろうか。
結局、20分くらい待ってからようやく駐車場から出ることが出来た。





写真館 二千年一夜