しまねエールプロジェクト in 浜田〜島根県浜田市

全国で広島が一番最初に桜の開花宣言した頃、
灰示花火からエール花火の連絡を頂いた。
今回は土日にかけて浜田、出雲で開催ということで、
去年の10月に浜田を見れなかったことが心残りだっただけに浜田で再びエール花火が行われるのは嬉しかった。





13時頃に家を出発。
浜田までの道のりはいくつかある中で、尾道松江道路を北上して三次、邑南経由が一番の近道とナビにも出ていたが、
信号も車も少ないので個人的に好きなルートでもあった。
せっかく浜田へ行くのなら三隅梅林に行ってみたかったが既に散り始めということで諦めた。
石見から県道7号線を走れば浜田への近道だが、
少し遠回りして江津経由で行くことにする。
桜江町にある山本のしだれ桜の開花状況を確認してみたが、
咲き始めといったところで見頃は少し早かった。
周りの桜の状況を見ると来週末に見頃を迎えるかどうかと言ったところだが、
どちらにしても例年に比べると随分早い開花である。


※咲き始め

以前から訪れてみたかった波子駅にも立ち寄った。
駅の裏山にある展望台から石見海浜公園や町並みを見渡すことが出来る。
山陰本線と一緒に撮れるのでいつか狙ってみたいと思っていたが、
今日は生憎の空模様だったので機材の出番は無く現地調査のみ。
便数は1時間に1本、通過する特急なども入れれば割とチャンスがあるようだった。
青空に白く大きな入道雲が現れる夏の時期にいつか狙ってみよう。


※駅に車を止めて10分ほど歩いて向かう

浜田市内に着いたのは17時30分。
普通に直行すれば3時間くらいで着く道のりだったが寄り道して遠回りしたので随分時間がかかってしまった。
ただ遅い現地入りでも花火が上がることは殆どの人が知らないシークレット案件なので、
現地にいる人の殆どは釣り人である。
逆に突然花火が上がるとビックリして危ないので事前告知して回るのだろうか。
予め目を付けておいた場所を見て廻り、
ワイド演出を真正面で見れる好条件が整っている。
ただ灰示花火から頂いたカレンダーの呪縛から逃れることが出来ず、
迷いに迷った挙句、マリン大橋を前景にした構図で狙うことにした。
写真として絵になるが最大4号の演出に1キロほど離れていれば体感的に感動は無い。







当初、今日の天気は雨の予報だったが雨から晴れとなり若干、風が強いが花火を見るには好条件となった。
19時00分、定刻通りに花火が上がる。
飛遊星やピンク点滅牡丹を使って、石見神楽の八岐大蛇の動きや、桜吹雪を表現して山陰地方の特徴のある演出。
時間にして8分、約300発と小規模ではあるが、灰示花火の緻密に計算された演出は素晴らしい。
ただ今回は距離が離れているので体感的に味わえなかったことが悔やまれるがこればかりは仕方ない。
あっという間の時間だったが、
以前から夏に行われる花火大会を見てみたいと思っていただけに、
まさかこのような形で浜田で花火が見られるとは思ってもみなかった。
たまたま観光協会の方がいて、9月の開催に向けて準備をしていきたいと言っていたので、
その時はまた浜田に訪れたい。


※電線さえ無ければ悪くない場所なのだが。


※この場所だと橋脚が絡まない。夏の花火大会だとどうなんだろう・・・

帰りはどこにも寄らずにそのまま直行。
さすが夜の山道ということだけあって150キロの道のりを3時間弱で帰ることが出来た。
浜田は島根の中でも凄く遠いイメージがあったが、実は意外と近いことがわかった。



進学や就職を控える若者の門出を祝い、エールを送る花火が13日夜、浜田市内で打ち上げられた。
「はばたけ!島根の若者!君がいるから島根が輝く!」とのメッセージを込めた大輪が夜空を染めた。
新型コロナウイルスの影響で普段通りの生活が送れない中、
新たなステージに進む若者を応援する「しまねエールPROJECT(プロジェクト)」の一環。
山陰中央新報社が提唱し、県内全19市町村と23企業・団体が賛同した。感染防止対策として日時、場所は事前公表せずに実施。
午後7時から10分間、浜田市原井町の浜田漁港原井地区堤防で約300発を打ち上げた。
花火は石見神楽の躍動感ある八岐大蛇(やまたのおろち)の動きや、春らしい桜吹雪を表現。
浜田漁港を一望できる道の駅・ゆうひパークはまだ(浜田市原井町)では、居合わせた市民ら約100人が門出を祝すサプライズ演出に歓声を上げた。
〜山陰中央新報より〜





写真館 二千年一夜