花火駅伝 in 岡山 子どもの日サプライズ花火〜岡山県岡山市

ゴールデンウィークから始まった全国約200か所で打ち上げられる花火駅伝もいよいよ最終日。
残念ながら花火駅伝に関しては、殆どが非公開の打ち上げということもあり、
また公開している所もあったが日程が合わず見ることが出来なかったが、
岡山だけ縁あって何とか参加することが出来た。





現地に着いたのは17時30分。
百間川の河川敷が会場となっておりちょっとした花火大会のような雰囲気になっていた。
どうやら協賛社のみ入れる会場になっているようで、
会場は雨上がりということもあって準備に追われていたが、
実は車の中で観覧するドライブイン花火スタイルになっていたことを後で知った。
筒場が堤防で目視することが出来なかったが、
会場にいくつかスピーカーまでセットされており、
ワイドなミュージック花火演出があるのではないかと思わせてくれる。



会場の雰囲気を味わいたいところだが、
花火大会とは違うイベントでありなるべく混雑を避けたいので川を挟んだ反対側からひっそりと撮影させてもらうことにする。
会場の向かい側にマンションがあるのでそれを目印に視野の開けた場所を探して場所を決める。
会場では見えなかった筒もこちら側では木々に隠れながらも3ヶ所くらい目視出来た。
多分、5か所くらい設置していると予想して構図を決めて行く。
川の水面が花火に染まればかなり良い絵になるのだが果たしてどんな感じになるか。
誰もいないとは思わなかったが何人か考えることが同じの人がいたが、
殆どのカメラマンが会場側にいたことから混雑することは無かった。
機材をセットしていると通りがかりの人から、何があるんですか?とよく尋ねられた。

それにしても雨上がりということもあって湿度が高く、
三脚が結露するくらい湿度が高いのも久しぶり。
風が吹かなければあっという間に上空は煙で花火が見えなくなるだろう。
せっかくのサプライズ花火なので何とか綺麗に花火が見れると良いのだけど。
会場では何やらアナウンスが聴こえてるが内容まではわからない。







周辺が暗くなる19時30分を少し過ぎた辺りで花火が打ち上がる。
いよいよサプライズ花火の始まり!と思ったら、
1発上がってからなかなか上がらない。
提供読みからの打ち上げなのか、それともメッセージ花火からの打ち上げなのか。
しばらくしてまた1発。
かなりのんびりしたペースで5分くらい続いた。
周辺は花火の音を聞きつけて徐々に人が集まりだした。
道路にも車を止めてちょっとした渋滞が起きている。
シークレット花火はあっという間に終わることで混雑や密集を避ける目的でもあるのに、
これだけのんびりしたペースで大丈夫なのだろうか!?
そんな心配をしてるその時、目の前に一斉に広がるワイド花火が始まった。
広い、想像していた以上にワイドで装着していた28mmでは収まりきらず急いで広角レンズに付け替えた。
後に新聞の記事によると約1000発の打ち上げ、最大6号玉まで上がったとのことだが、
前半の単発では殆ど玉を消費していないので、
このワイド演出だけで約1000発を消費したことになる。
確かに通常の花火大会でも見ることが無いような凄い演出で、
まるで花火競技大会の協賛花火を見ているようだった。
会場の対岸だと音楽は聞こえないが、きっと音楽に合わせてシンクロしているのだろう。
決して広い会場ではないが河川敷を上手い具合に使っており縦横無尽に花火が飛び交っている。
幅にして約400m、5か所からの花束、3ヶ所からのトラ打ち、
フィナーレに関してはもう何ヶ所から上がっているのか範囲が広すぎて数えきれなかった。
時間にして10分くらいはあっただろうか。
このような演出はまずレギュラー花火大会では見ることが無いがかなりの協賛社を集めたに違いない。
ただこれが特別ではなく、このような花火を出来ることが世間に広まれば、
特別が特別じゃなくなり、もしかしたら違う会場でまた同じような凄い花火が見れるかもしれない。
コロナ禍で多くの花火大会が無くなったからこそ見ることが出来な花火であった。




写真館 二千年一夜