コロナ布っと部〜花火〜島根県広瀬町

例年だと布部地区で愛宕祭が行われるが今年も中止となり、
せめて子供たちに夏の思い出にと地元有志で花火が上がることになった。
現地に着いたのは18時過ぎで、三次辺りに強い雨が降っていたので、
今日の天気予報が微妙だっただけに雨の心配もされたが、
奥出雲町に入ってからは雨もすっかり止んで西の空は明るくなっていた。







昨日に続き花火師さんに挨拶を兼ねて花火のレクチャーを受ける。
小型煙火と3号玉の単発がメインだが、
最後は約150mのワイド演出が用意されており8か所から打ち上がる筒が既に設置済み。
前回は国道の歩道から撮ったがあまりにも近すぎたので、
今回はさらに距離を取って約200m離れた美術館側から狙う。
事前にグーグルマップで撮影場所を最初から決めていたこともあって、
布部に来る途中に買っておいた弁当を食べて打上時刻を待つ。

体育館では地元の子供向けに金魚すくいゲームなどの手作り露店も行われていたようで、
グラウンドから山頂に結ばれたイルミネーションも輝いていた。
辺りも暗くなって花火の打ち上げ時刻が迫るにつれて美術館の駐車場には続々と車がやって来る。






20時00分、花火が打ち上がる。
約7分による打ち上げであっという間に終わってしまったが、
最後のワイド花火は布部でこれだけのハイレベルな演出が見れるのは本当に貴重でありがたい。
ただ湿度の高さで煙が溜まって最高の条件で見れなかったのは残念であり、
撮影の方も少し焦ってしまい手応えはイマイチ。
もう少し余韻を楽しみたいところだが、
明日の仕事があるので急いで帰り支度を済ませて布部を後にした。
心配していた雨も上空には星が輝き秋の虫の音色が心地良い夜であった。





写真館 二千年一夜