呉線の夕景(忠海ー安芸幸崎)〜広島県三原市

12月の16時台と同じく1月立春を過ぎた辺りから17時台の電車と夕日が同じ場所から狙える。
1つだけ違うのは夕日の落ちる角度が違うので少し東に移動して狙う必要があり、
満潮であれば砂浜から狙えないので道路上から狙う必要がある。
今日は満潮のピークを過ぎていたので砂浜に降りて狙うことにした。







天気予報は曇りのち晴れでPM2.5は少し多めの予報だったが四国の山がはっきり見えているほどクリアな視界だった。
夕日が落ちる方向に雲も無く今日は綺麗な夕日が見れそうだった。
生口島と大三島を架かる多々羅大橋のパノラマ風景など最高のロケーション。
砂浜に降りてさざ波の音に癒されながらしばらく時間を過ごす。
少し風が強く冷たかったが西日の暖かさ心地良い。



まずは17時31分忠海発の電車を狙う。
今日の日の入りは17時43分なので通過時刻に合わせて綺麗な夕日を見せてくれた。
ただ車両に夕日の日差しが当たったように見えなかったが、
これは車両と夕日の角度の問題なのか、
それなら12月の16時台の方が条件として良いのかもしれない。
霞みの少ない日は夕日が白くなりがちなので、
今日はハーフNDを装着したが撮影したやはりPLフィルターにしておけば良かったと少し後悔。
300mmの望遠レンズで撮影したが、霞みの少ない日はシャッタースピードも高いので、
テレコンを付けて撮影しても良かったし、逆に300mmでは迫力に少し欠けるなど、
今回も何かと反省すべき点はいくつかあった。



17時38分安芸幸崎発は残念ながら夕日が落ちた後に電車が通過。
あと数分夕日が落ちる時間が遅ければ良かったのだが、
そうなると17時31分忠海発の夕日が少し高い位置で通過するのでなかなか難しい。
そして電車が通過した数分後に忠海発のフェリーが大久野島へ向かっていた。
呉線と夕日、そしてフェリーの3役が揃うのは奇跡に近いが、
フェリーか電車が何らかの原因でダイヤが乱れれば奇跡は起きるかもしれない。

撮影後、機材を片付けていると綺麗な夕景に撮影をしないのが勿体なさを感じた。
今日の夕日を見ると間違いなくダルマ夕日になっていたに違いない。
尾道バイパスと糸崎バイパスが3月に繋がるので、
今まで1時間弱かかっていた移動時間も次回はもっと短縮されるので行き来が楽になるかな。







写真館 二千年一夜