小豆島初上陸2日目〜香川県土庄町、池田町、内海町

早朝撮影に向けてタイマーをセットしていた訳ではないが、
枕が違うと寝られない体質なので自然と夜が明ける前に目が覚めてしまう。
窓から外を見ると既に外が明るかったので撮影に出かけることにした。
当初、曇りの予報だったので2日目の撮影は諦めていたが、
数日前から徐々に晴れの予報に変わってくれたのは本当に運が良かった。
本当は早朝に寒霞渓に行ってみたかったが、
宿を出たのが遅かったので6時40分の日の出に間に合わず、
エンジェルロードか道の駅にあるギリシャ風車のどちらかにしようと考えた結果、
一番近いギリシャ風車へ行ってみることにした。







泊まった宿が道の駅から近いこともあって日の出前にギリシャ風車に到着。
さすがにこの時間帯から観光客の姿は誰一人と見かけず、
たまに地元の人が犬の散歩をしている程度。
ちょうど朝焼けも演出してそれなりに面白い写真が撮れた。
ただパンフレットのような青い空と緑の草原が広がる構図を描いていたが、
草原は時期的に茶色に色付いているのでやはり春から夏じゃないと絵になりそうにない。



昨日は猪谷池から登山道で山頂に行ったので、
今日はそのまま県道29号線を走って山頂を目指す。
途中、視野の開けた場所がありつい車を路肩に止めて景色を堪能。
今日も霞が酷くて見通しが悪いのが残念。
登山道を歩いて寒霞渓をまじかに見るのも良いが、
県道を歩いて紅葉を散策するのも悪くない。
ただ歩道が無いので車に注意しなければならない。







7時30分、ロープウェイ乗り場に到着。
まだ始発のフェリーが着いていないのでこの時間帯にいる人たちは一泊した観光客か地元民といことで、
さすがに広い駐車場はガラガラ状態。
昨日と同じようにロープウェイ乗り場から鷹取展望台、四望頂にかけて散策。
朝一の日差しを寒霞渓の西壁に当たる反面、東壁は影となってシルエット状態になっていた。
朝一の日差しも良いが撮影するタイミングは10時から12時頃が全体的に日差しが当たって良いかもしれない。
四望頂では野生の猿が朝ごはんを食べに山から下りて来るのでお互い驚かないように要注意。
8時からロープウェイが動き出すので一応パンフレットのように紅葉した渓谷に呑み込まれるような感じで撮影。
色付きは例年に比べると良いのかどうか比べようがないが、
せめて空気がもっと澄み切っていれば綺麗な紅葉に見えたかもしれない。
長い年月をかけて作り上げた渓谷美は感動したが、
紅葉に関しては少し物足りないものがあった。









県道29号線で来た道を戻り、小豆島霊場第14番の清滝山で思わず車を止めた。
県道沿いから見る真っ赤な紅葉に思わず立ち止まってシャッターを切った。
小豆島の紅葉といえば寒霞渓だが実は島内の霊場には紅葉の綺麗な場所もあるらしい。
さすがにすべて確認することは無理だが機会があれば紅葉の綺麗な所を探して行ってみたい。
清滝山を隈なく散策してみたかったが今日は時間が無いので県道からの見学のみ。



昨日散々撮影した猪谷池だったが、
ちょっと覗いてみると風が無いので見事な水鏡になっていた。
昨日は風があって水鏡が撮れなかったので撮影しようと思ったが、
上空は薄い雲が広がって日差しが少し弱い。
世の中思うようには行かないものだで1カットのみ撮影。



寒霞渓以外にもう1ヶ所行ってみたかったのが銚子の滝。
県道27号線沿いのおさるの国の近くにある。
銚子渓の案内板はよく見かけたが銚子の滝の案内板は無く、
事前に場所を調べていても道がわからず迷ってしまった。
周辺の紅葉は綺麗だったが残念ながら滝は雨不足で水はあまり落ちておらず撮影は断念した。



そのまま県道27号線を東に走り再び寒霞渓の山頂に来たが、
昨日以上に混雑していたのでそのまま通過して県道29号線を下って寒霞渓を1周した。
13時になると上空に雲が広がり、晴れ後曇りという天気予報通りとなった。
撮影を切り上げて道の駅で観光がてら散策して少しだけのんびり過ごす。
このまま土庄港へ行けば14時00分発の便に乗れるのでは?ということで、
土庄港へ向かい出港する30秒前に乗船することが出来た。
帰りのフェリーは行きと違って車両にも余裕があり客室も混雑はしていなかった。
急いでフェリーに乗り込んでしまったので、
フェリーのデッキで先ほど買ったオリーブのおやつが今日の昼食替わりとなり、
再び1時間10分かけて新岡山港へ向かった。






写真館 二千年一夜