三瓶山雪景花火大会〜島根県太田市
三瓶山で12年ぶりに花火が上がることをネットニュースで知った。
会場である東の原はスキー場であるが、3年前の雪不足により経営は止めているらしく、
今年もスキーの営業はやっていないらしい。
そんな場所で何故、この時期に花火が打ち上がるのかというと、
冬はスキー客の需要が頼りだった同温泉の経営者らは「冬の三瓶の魅力をアピールするイベントを」と、
銀山5周年や古事記1300年を機会に花火大会の復活を思い立った。とのこと。
団体ツアーを組んでかなり力を入れている様子がネットで伺えた。
それなら打ち上がる花火もかなり期待していいのでは!?と、事前に問い合わせてみると、
そこは予算の都合なのか、とても期待出来る内容ではなかった。
行くか行かないか迷ったが、三瓶山を1度も見たことが無いのと、
こんな機会が無ければ行くことも無いだろうと、
気分転換に雪景色のドライブがてら軽い気持ちで行ってみようかなと思った。

14時30分頃に家を出発。
長い冬も終末を迎え春の兆しが見え始めた3月初旬。
ようやく梅の開花が聞こえここ数日間は10度を越える暖かい日々が続いており、
凍結の心配は無かったが、それでも県境である赤名峠付近では雪景色が広がっていた。
赤来を通過してすぐに農道を入り三瓶山を目指すが、
このルートが意外と三瓶山の近道だったりする。
しばらく走っているとフラワーバレーという場所があるが、
実は三瓶山に行ったことは無いが、コスモス撮影でここに来た事ある。
数年後にダム建設で無くなるという話を聞いて以来、もうすっかりダムの底になっているのかと思ったが、
ダム建設はあまり進んでおらず、あの頃と同じ景色が時間が止まっていたかのように見えた。
出発してから2時間30分で会場である東の原に到着。
会場はまだ混雑しておらず、近い駐車場に止めることが出来た。

会場内を軽く調査していると、
早くから三脚を立てている同業者が意外と多い。
その理由はフォトコンテストを開催しているからだろうか。
撮影場所はほぼ限られているので特に拘ることなく決めて、
後は時間潰しにブラブラと会場内を歩いて雪景色を楽しんだ。
時間が経つにつれて気温は下がり体感温度も寒くなるが、
一時のことを考えるとさほど寒く無いのは3月ならではだろうか。
続々と観覧客、バスツアー客がやってきて、場内の駐車場は満車となっていた。
19時00分を少し押してカウントダウンと共に花火打上開始。
最大4号玉を含む約2000発、
50mくらいのナイアガラもあり時間にして30分くらいの打ち上げだっただろうか。
通常ではありえないことに不満は多々あったが、
そこは12年振りに開催したことに不慣れだったのかもしれない。
途中、音楽花火などもありシンクロもしなければ派手に上がることも無いが、
レディーガガやコールドプレーなど好きなメロディーが大音量で流れ、
それなりに主催者の工夫や努力が感じられた。
内容はともかく澄み切った夜空と山々にコダマする開花音、
花火が開花するたびに色彩々に映し出される雪景花火を楽しんだ。

19時40分頃に花火終了。
帰りはなかなか駐車場から出れず、
シャトルバスを待っている人達も大行列が出来ていた。
20分くらいで駐車場を出ると、後は信号も無い真っ暗闇の道をスムーズに走り三瓶山を後にした。
12年ぶりに開催された花火が切っ掛けで訪れることが出来た三瓶山。
調べてみると、春は浮布池や杜若(5月末)、秋は蕎麦の花(10月初頃)と刺激を受けそうな被写体があることがわかり、
今年は三瓶山に力を入れてみようと思った。

写真館 二千年一夜